診療のご案内 獨協医科大学 越谷病院 循環器内科

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獨協医科大学越谷病院には様々な科、施設等がございます。
ここでは循環器内科へスムーズにご来院いただくためのご案内をしております。

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獨協医科大学越谷病院 循環器内科 TEL:048-965-1111

不整脈

心臓電気生理学的検査(Electrophysiological study:EPS)

まず検査台に仰向けに寝ます。そして、大腿部などカテーテルを挿入する入り口になる場所の剃毛と消毒、局所麻酔が行われたあとに、大腿部の血管からシースと呼ばれる細い管を挿入し、そのシースを通して電極付きのカテーテル数本を心臓の右心房、右心室、左心房、左心室まで到達させて、その部分の心臓の電気的興奮を記録します。
カテーテルの先端には電極が付いており、その先端からペーシングを行い、日頃患者様が感じていらっしゃる不整脈を誘発いたします。カテーテルから心臓内の心電図を記録することができるため、誘発した不整脈がどのような回路によって生じているかをより正確に診断することができます。
不整脈の回路がわかれば、どの部分を治療すれば良いかわかります。

カテーテルアブレーションとは

カテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)とは、心腔内に電極カテーテルを挿入し、カテーテル先端電極と対極板の間で熱を加え、不整脈の根源となる心筋組織を破壊もしくは修飾する治療法のことをいいます。
本治療法の適応となる不整脈は、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心房粗動、発作性心室頻拍、心室頻拍などの頻脈性不整脈です。治療時間は患者様によって異なりますが一般的に2~3時間程度で、その間患者様にはベッド上で寝ていてもらいます。治療中、血管にカテーテルを通す部分に痛み止めの注射と、点滴注射で安定剤の注射を行います。
当院では週に6-8人の患者様に対して、常時カテーテルアブレーションを行っております。
当院では、日本で使用可能になった有用な治療機器を積極的に導入しています。2015年からは新しい心房細動アブレーション治療方法として「クライオ(冷凍凝固)バルーンアブレーション」を導入しています。不整脈専従医3名と最新医療機器を操作する臨床工学技士、放射線装置を管理・操作する放射線技師、術中と術前後の患者様の安全管理を行う看護師とが互いに協力しあい、2015年度は約350例のカテーテルアブレーションを安全に施工しております。

クライオバルーンカテーテルによる冷凍アブレーション
3次元マッピングシステム

NaVXシステム

CARTOシステム

心房細動のカテーテルアブレーション

■心房細動の原因

左心房につながる肺静脈という血管からの異常な電気興奮が、心房細動を長時間持続させる原因の一つである事が最近の研究で解ってきました。

■脳梗塞の危険性

心房細動の治療で最も重大な問題は、心房細動が脳梗塞を引き起こす原因となる事です。血液は動いている間は固まりませんが、心房細動で痙攣し、心房内の血液の流れが滞ると、血液の塊が出来やすくなります。このような血液塊を血栓と呼びます。
心房細動が48時間以上持続したり、高血圧・糖尿病・高齢者では血栓が出来やすくなる事が知られています。
左心房内で出来た血栓は、心房の壁から離れて、血液の流れにのって全身にばらまかれる事があります。特に脳へ行く血管に流れ込んでしまった場合は重篤で、脳の血管に詰まり、脳梗塞を引き起こします。そのため血栓症のリスクの高い心房細動の患者様では、血液をさらさらにするための治療薬(ワーファリンまたはプラザキサ等)の治療薬内服が必要となります。

発生源
■心房細動のカテーテルアブレーション治療

心房細動は、時に不整脈発作が出現する発作性心房細動と、不整脈が1週間以上持続する持続性心房細動、さらには1年以上持続する長期持続性(慢性)心房細動に分けられます。発作性心房細動では、肺静脈と左心房との電気的な結合を、カテーテルアブレーションによって切断すれば、心房細動自体も停止する事が最近の研究で解ってきました。当院では、クライオバルーンや従来のカテーテルを用いた治療を行い、発症早期型(発作性)の心房細動の場合は、85%が1回の治療で根治できています。更に複数回の治療では殆どの症例で根治できています。発症期間が比較的短い持続性心房細動症例にも良好な結果が出ております。
心房細動でお困りの方で「薬物治療でも動悸発作が治まらない」場合や、「脳梗塞発症リスクを減少させたい」などの希望をお持ちの方には、この心房細動アブレーションが良い治療法と思われます。心房細動アブレーションは3泊4日間~5泊6日間の入院スケジュールで行っています。

ICDとは

ICDとは、英語の"Implantable Cardioverter Defibrillator"の頭文字を取ったもので、植込み型除細動器の意味になります。心室頻拍や心室細動などの、いわゆる致死性の不整脈の治療を行う医療機器です。
ICDは、その本体と電気刺激を直接心臓に伝えるためのリードと呼ばれる電線から構成され、ペースメーカと同様に、体内に植え込みを行う電気刺激装置です。ICD本体は常に心臓のリズムが正常かどうかを監視しています。異常が現れた時には、その異常な心臓のリズムがどのような不整脈なのかを診断し、その不整脈に合わせて設定された治療プログラムに沿った治療が行われます。ペースメーカ機能も有しており、徐脈にも対応します。
不整脈専門の専任医師、臨床工学技士が医療チームをつくり、ICD/CRT-D植え込み後の患者様に対して、基礎心疾患に対する十分な内科的治療や抗不整脈薬による薬物療法を行うとともに、必要があればカテーテルアブレーション治療を併用し、統合的な治療を行えるよう努めています。

ICDとは
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