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局所免疫療法

局所免疫療法とは
円形脱毛症にはいろいろな治療法がありますが、局所免疫療法は、国内のみならず世界中で行われている治療法のひとつです。円形脱毛症の発症メカニズムはまだ十分解明されておりませんが、局所免疫の異常が脱毛に関係しているという考え方があります。局所免疫療法は、脱毛部に人工的にかぶれをおこさせることで、局所の免疫状態を変化させることにより、発毛を促そうという治療法です。発毛する率は60~70%程度ですが、再発を繰り返すこともあります。治療効果が現れるまで数カ月程度かかることが多いです。
副作用について
全身の副作用はないと思って頂いて良いと思います。ただし、稀に一過性に蕁麻疹が生じる方がおられます。一番多いのは、塗ったところがかぶれすぎることです。妊娠中の方には使用できません。
方法
自然界には存在せず、発癌性もないdiphenylcyclopropenone(DPCP)という物質で人工的にかぶれをおこさせます。まず、DPCPに対して体がかぶれるように覚えさせます(感作)。そうしますと、DPCPを塗ったところはどこでもかぶれるようになります。そして適当な濃度のDPCPを脱毛部に塗って、脱毛部がいつも適度にかぶれた状態にしておきます。
局所免疫療法の具体的な方法について
①上腕内部に0.4%DPCPアセトン液50μlを浸みこませた1%の濃度に溶かした液のついたパッチ絆をはりつけます。

②24時間後、ご自宅でパッチ絆をはがして下さい。貼付していたところは赤く腫れ、時には水ぶくれになることもあります。症状が強い場合は指示された外用薬を塗り絆創膏で保護して下さい。あとで色素沈着を残すこともあります。2~3週間経つと、DPCPにかぶれるように体が覚えます。

③2~3週間後に再診して頂き、幾つかの濃度のDPCPを、脱毛部に試し塗りをします。

④1週間後、再診して頂き試し塗りをした部分の状態を観察して、適度にかぶれをおこす濃度を決めます。その決めた濃度のDPCPを持って帰って頂き、7~10日に1回程度、ご自宅で脱毛部全体に塗って頂きます。その後は、月に1回程度通院して頂き、診察とDPCP溶液の交換をさせて頂きます。(DPCPは冷蔵庫などの冷暗所に保管し子供が触れないように注意して下さい。)
→DPCP外用説明書はこちら