教授からのご挨拶

フロア案内

   主任教授 田中康広


 当教室は昭和59年に田中康夫初代主任教授のもとに開設され、平成30年に34年目を迎えます。教室としての歴史は浅く、平成23年4月より私が第三代主任教授として教室の運営を行っておりますが、教室としての柱となるものを作り上げ伝統を築いていきたいと考えております。初代主任教授の田中康夫先生とは名前が一文字違いであるために、親類関係にあるものとよく間違えられますが、全く血縁関係はありません。当教室は世襲制をひいているわけではなく、出身大学に関係なく和気藹々としたとてもいい雰囲気の教室です。

 当院は平成29年11月末より新棟の増設に伴い病床数は200床が増床され、耳鼻咽喉科の診療もより拡大することが見込まれます。将来的には年間1,000件を超える手術件数を予定しており、診療体制の拡充と地域連携の強化が重要と考えます。そのため近隣の開業医の先生方をはじめ、市中病院の先生方ともこれまで以上に連携を強めて、越谷市周辺を中心とした地域医療を充実させるべく診療を行ってまいります。また、地域医療も重要ですが、大学病院として高度な医療を提供し、埼玉県全域だけでなく全国からも患者さんが集まる耳鼻咽喉科としての役割も果たしたいと考えております。
 私たちの医局は若い先生達による活性化が進んでおり、平成28年度は新入医局員が3名、平成29年度に2名の先生が入局しました。平成30年度以降も新入局員を増やし、さらなる医局の活性化を目指しています。最新の設備が整った新しく清潔な環境のもと、若いスタッフが中心となって運営する私たちの教室で、一緒に医療を行いませんか?私たちとともに新しい教室を作り、さらに発展させたいと考えている先生は大歓迎です。少しでも興味のある先生は遠慮せず、是非とも医局見学に来てください。

診療内容ですが、当教室では耳科領域、鼻科領域、頭頸部領域すべての手術を網羅し行っております。特に耳科領域、鼻科領域では他施設で開催される手術研修会にインストラクターとして招待される手術のエキスパートが直接手術指導を行います。また、レジデントにも早期より扁桃腺の手術だけではなく、エキスパートの指導のもとに様々な手術を積極的に行わせております。

耳科領域では癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する外耳道後壁保存型鼓室形成術を主として行い、人工内耳埋込み術まで行います。そして、鼻科領域では内視鏡下鼻内鼻副鼻腔手術を主体とし、最近では頭蓋底手術も積極的に行っています。また、頭頸部腫瘍に対しても顎下腺、耳下腺をはじめとする良性の唾液腺腫瘍から上顎がん、咽頭がん、喉頭がんなどの悪性腫瘍まで外科的に治療を行い、遊離皮弁を用いた再建手術も行っています。埼玉県は東京都に隣接しているものの、人口あたりの医師数は全国最低であり、特に勤務医の数は極めて少ない状態です。そのため、文献的に極めて稀な症例を経験することも多く、手術症例には事欠きません。早い時期から実践的に役に立つ耳鼻咽喉科医としての臨床力を身につけたいと考えている若い先生には大変魅力的な教室だと思います。

耳鼻咽喉科が素晴らしい科であることをみんなが体感できる教室を目指し、これからもスタッフ一丸となって努力していきたいと思います。

沿革

1984年6月 獨協医科大学越谷病院開院 耳鼻咽喉科開設
       初代教授 田中康夫先生 就任
1996年4月 2代目教授 渡邊健介先生 就任
2011年4月 3代目教授 田中康広先生 就任