心臓血管外科・呼吸器外科後期研修募集要項
 
 当科は心臓血管外科が年間150例以上の開心術、50例以上の血管手術があり、さらに下肢静脈瘤は外来を中心に年200例以上の手術を行っています。また2008年8月から本格的に呼吸器外科診療を開始し、肺癌を中心に手術症例が急増しています。加えて当院には一般消化器外科、小児外科があり、外科専門医取得に必要な症例数を経験するのに最適です。外科冬の時代と言われますが、手術を必要とする患者さんはたくさんいます。スタッフ一同、外科を目指す志を持った先生をお待ちしていますので、何でも吸収できる今を我々と一緒に過ごしてみませんか?
 
カリキュラム概要
 原則2年間の初期研修を終えた3・4年目の医師が対象となりますが、3年目以降の方であれば年次、年齢は問いません。外科専門医取得のため、当科以外に一般外科、小児外科、泌尿器科、救命救急科などへのローテーションが可能です。もちろん当科のみの研修希望者にも随時対応致します。心臓血管外科、呼吸器外科領域の一般的な知識と手技を習得していただきます。また、国内・国際学会での発表や和・英文雑誌への論文投稿を行うことができる臨床研究の育成を目的としています。
一般目標
外科専門医を取得するために必要されている最低手術経験数350例、うち120例の術者経験(消化器疾患50例、乳腺10例、呼吸器10例、心臓・大血管10例、末梢血管10例、内分泌外科10例、小児外科10例、各臓器の外傷10例、鏡視下手術10例)を習得します。消化器疾患、乳腺、内分泌外科、小児外科、各臓器の外傷は当院消化器一般外科、小児外科、泌尿器科、救命救急科へのローテーションを実施します。
 
後天性心疾患(虚血性心疾患、弁膜症)、大血管疾患、末梢血管疾患、肺縦隔疾患に対する外科治療、特に手術適応とその術前術後管理、心不全治療の実際が行える実力を身につけます。
1年次
心臓血管疾患に対する病歴の聴取と身体的所見の把握、血液検査所見、胸部X線・心電図所見、心エコー検査、CT検査、MRI検査、冠動脈造影検査、血管造影検査などについて理解する。人工心肺装置やIABP,PCPS装置などの基本的知識と実際の操作内容について理解する。チーム医療の一貫として術前術後の症例検討会に参加し、個々の症例のプレゼンテーションに当たる。学術集会に筆頭発表者となる。
術者経験例
(1)
気胸に対する胸腔鏡下肺部分切除術(VATS)
(2)
静脈瘤に対するストリッピング術
(3)
急性動脈閉塞に対する血栓除去術
(4)
転移性肺癌に対する肺切除術
(5)
末梢血管の血行再建(F-F bypass、F-P bypass)、人工血管ループシャント術
(6)
冠動脈バイパスグラフト採取
2年次
心臓血管疾患の診断と病態評価に習熟し、末梢血管、肺縦隔、腹部大血管、心房中隔欠損症などの手術を経験する。開心術の第一助手を経験し、グラフト採取、大腿動脈の露出、開胸・閉胸操作、IABP、PCPS装置の挿入、抜去などの基本的手術手技に習熟する。英・和論文の筆頭著者となる。
術者経験例
(1)
閉塞性動脈硬化症に対する血行再建術(Ao-F bypass、Y graft bypass、Axillo-F bypass)
(2)
腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術
(3)
肺悪性腫瘍に対する葉切除術
(4)
縦隔腫瘍に対する手術
(5)
慢性透析に対する内シャント術
(6)
心房中隔欠損症に対する手術
身 分
 獨協医科大学越谷病院の規定によるレジデントとなる。
給 与(総支給額税込)
 1年次 : 340,000円(ボーナスなし)
 2年次 : 340,000円(ボーナスなし)
ローテーション例
 1年次 

 

心臓血管外科(6ヶ月)

 

末梢血管外科

(3ヶ月)

呼吸器外科

(3ヶ月)
 2年次
一般外科(6ヶ月)

小児外科

又は小児泌尿器

(3ヶ月)

希望科

(救急診療を含む全科可)

(3ヶ月)

外科専門医取得に必要な症例数を経験することができます!