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腸間膜のう胞(腸間膜のう胞)および大網のう胞(大網 のう胞)はお腹の中の腸間膜または大網と呼ばれる部位にできるのう胞(袋状の腫瘤)です。
発生原因の多くはリンパ組織の形成異常とする説が有力です。
腹痛や嘔吐で発症し、腹満(お腹が大きい)や腹部腫瘤(お腹にしこりを触れる)を指摘されることが多く、腹部超音波検査、CT、MRIなどにより診断されます。

腸間膜のう胞のCT像:のう胞の全体(黒い矢印)とのう胞内部の隔壁(白い矢印)
のう胞は腸を圧迫したり、腸にねじれ(腸管軸捻転)をおこし、このため腸の内容がとおらなくなる腸閉塞(腸管通過障害)の原因となります。
腸のねじれは放置すると腸の壊死を引き起こし、重篤な状態になります。

小腸の腸間膜のう胞:白色の乳糜(にゅうび)を内溶液とし、その重みのため小腸が捻転をおこしている(白い矢印)

のう胞に感染をおこした場合には腹痛、発熱の原因となり、急性腹症として緊急手術が必要になることもあります。

また、のう胞内に
出血をおこすと、のう胞が急に大きくなります。
診断がついたら外科的に切除する必要があります。
特に腸閉塞や腹膜炎の症状を認める場合には緊急手術の対象となります。
手術はのう胞の摘出が原則ですが、腸間膜のう胞では多くの場合、腸の一部を一緒に切除しなくてはなりません。


小腸にできた腸間膜のう胞
Last Update 2013/10/16