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肛門から血液または血液を混じた便を排泄することを下血といい、様々な腸の病気の症状として現れます。

一般に胃や十二指腸からの出血は黒色タール便、小腸からの出血はアズキ色の便、また大腸から肛門までの出血はイチゴジャム様便または鮮血便というように、血便の色や便の 性状から出血の部位や原因を推定することができます。

 
下血の原因

主な下血の原因
 新生児期(生後30日以内) ・ 新生児メレナ
・ 新生児仮性メレナ
・ 胃・十二指腸潰瘍
・ 壊死性腸炎
・ 腸回転異常症(中腸軸捻転) など
 乳幼児期以降 ・ 胃・十二指腸潰瘍
・ 腸重積症
・ メッケル憩室
・ 消化管重複症
・ アレルギー性紫斑病(アナフィラクトイド紫斑病)
・ 細菌性腸炎
・ 潰瘍性大腸炎
・ 若年性ポリープ
・ 痔裂 など
新生児期(生後30日以内)の下血


新生児メレナと新生児仮性メレナ

生後2日から4日ごろに吐血とタール便がみられることがあります。
新生児期のビタミンK欠乏によるもので、ビタミンKの投与が予防または治療に有効です。
ただし重症例では輸血を必要とすることもあります。

ビタミンKは胎盤を通りにくい、また新生児早期には腸内細菌からのビタミンKの補給が少ないなどの理由により、新生児ではビタミンKが欠乏状態にあります。
ビタミンK欠乏状態では凝固因子が減少して出血しやすい状態となります。

* 生まれたばかりの赤ちゃんが分娩の際に飲み込んだ母体の血液を便中に排泄することがあります。これを新生児仮性メレナといい、特に治療の必要はありません。

乳幼児期以降の下血


アレルギー性紫斑病(アナフィラクトイド紫斑病)

アレルギー性紫斑病は (1) 腹部症状:腹痛、嘔吐、血便(タール便)など、(2) 皮膚症状:下腿、大腿、臀部などにみられる蕁麻疹様小丘疹、点状出血班、および顔面、手足の浮腫など、(3) 関節症状:膝や足関節などの腫脹、関節痛など、(4) 腎症状:血尿、蛋白尿などを特徴とし幼児期から学童期の小児に好発します。
原因は細菌感染説、ウィルス感染説、アレルギー説、薬物原因説などがありますが、真の原因は不明です。
輸液、抗生剤、ステロイドなどによる内科的治療を行ないますが、腸重積症、腸穿孔などの合併症を起こした場合には手術の対象になります。
Last Update 2013/10/16