教授挨拶

泌尿器科主任教授 岡田 弘

2007年4月から獨協医科大学越谷病院の主任教授を拝命しております。 先代の安田耕作教授からの伝統を引き継ぎ、地域に貢献できる高度医療を提供するとともに内外に新たな知見を発信する大学病院となるべく臨床・研究・教育に取り組んでいます。

現在、日本は世界で例を見ない速度で少子高齢化が進んでいます。 泌尿器科の扱う臓器は腎・尿管・膀胱などの尿路及び前立腺・精巣などの男性生殖器です。 癌や前立腺肥大症などを扱うことが多いため、高齢の患者さんが多く高齢化が進むにつれて今後ますます注目を浴び、発展が期待される診療科です。

一方、当教室の特徴としては少子化に対してのアプローチも広げているところです。 私、岡田を中心として男性不妊症の臨床・研究に長く取り組んでおり、2015年学内にリプロダクションセンターをオープンしました。 ここでは女性診療部門も設け男性不妊症に限らず、不妊症に関して総合的な観点から診療・研究・サポートを行っています。 また、勃起障害や、射精障害などの性機能障害にも対応しています。

宋成浩教授は小児泌尿器科を専門とし、先天異常や夜尿症・排尿障害などの診療を行っています。 低侵襲治療を心がけ、小児に対する腹腔鏡手術も積極的に行っております。 小児泌尿器科専門医は全国でも少数しかおらず、当教室は小児泌尿器科疾患の高度な専門的診療ができる数少ない施設となっています。

泌尿器癌に関しては診断・手術・放射線治療・薬物療法すべてに関して高度な医療の提供が可能です。 手術は従来の開腹手術に加え、腹腔鏡手術を積極的に取り入れ低侵襲化を計っています。 前立腺癌の小線源療法は全国でも有数の症例数を誇り、良好な成績を収めています。

昨今は癌に対する新たな薬剤が発売されていますが、これらの使用法に習熟するとともに、まだ認可されていない新薬の臨床治験も多数実施しています。

排尿障害においても前立腺肥大症、神経因性膀胱、女性泌尿器疾患すべてに対応可能です。 特に前立腺肥大症ではHoLEP(経尿道的レーザー核出術)を導入し、薬物治療で対応困難な大きな前立腺肥大症に対しても安全な手術が可能です。

尿路結石に関しては、ESWL(体外衝撃波結石破砕装置)やf-TUL(経尿道的結石破砕術)、PNL(経皮的結石破砕術)などによりほぼすべての尿路結石に対応しています。

このように、当教室では不妊症から終末期医療に至るまでライフサイクル全般にいたる泌尿器科疾患に対応しています。


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