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HOME > 研究室紹介 > 研究内容の紹介 > サルコぺニアの分子機構の解明とあらたな治療法の開発
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サルコぺニアの分子機構の解明とあらたな治療法の開発

グループ名 心臓リハビリテーション 責任者 中島 敏明

心臓リハビリテーション(心リハ)は、有酸素運動が基本でありますが、今後の超高齢化とそれに伴う重症化により通常の心リハが実施困難な患者も急増すると思われます。廃用症候群、寝たきりも増加すると思われ、その防止、改善のための効果的で安全な運動、リハビリ法の確立が急務であります。とくに、高齢化の基本にある加齢性サルコペニアを改善し、衰えた筋肉を効果的に鍛えること、高齢者では骨関節疾患などを有するものも多く、そうした患者でも可能なリハビリ法が求められます。我々は、骨格筋に対する低酸素、電気刺激、温熱刺激(和温療法)に注目しており、加圧トレーニングも局所の低酸素刺激などを応用した方法で、筋力増強、筋肥大において、注目すべきリハビリ、トレーニング法であり、今後、これらの臨床研究を実施していきたいと思います。糖尿病、心不全などの病態において、サルコぺニアは重要な問題であります。筋萎縮の機序として、筋タンパク質分解系の促進、合成の抑制など報告されておりますが、詳細は不明です。我々は、心臓血管外科と共同で、心大血管疾患患者に対して、心臓外膜脂肪及び皮下脂肪などを採取し、骨格筋、脂肪連関からもサルコペニアの病態の解明を進めております。今後、さらに、これらの病態における筋萎縮機序の分子機構の解明とあらたな治療法の有用性の検証、機序について、実験的にも明確にしたいと考えております。こうしたサルコペニアの病態の解明は、心臓リハビリテーションのみならず、今後のサルコペニア予防、対策において、きわめて有用な知見となると思われます。

近未来に, 訪れる高齢社会問題に対して、さまざまなリハビリ法を取り入れて、その効果を検証し、在宅、要支援、要介護者に対するリハビリ法への応用、さらに、介護施設との連携と普及を目指したいと思います。

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