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僧帽弁形成術について
僧帽弁形成術について

弁膜症に対する手術には自己の弁を切り取り人工弁を縫着する弁置換術と自己の弁を残したまま弁を修復する弁形成術の二つの方法があります。弁形成術は弁置換術に対して人工弁に関連する合併症を避けることができる点で有用であると考えられます。
特に僧帽弁閉鎖不全症における弁形成術は弁置換術に対して以下の点が優れていると言われています。

  1. 長期のワーファリン服用が必要ない
  2. 左室機能が保持できる
  3. 手術死亡率が少ない
  4. 長期予後が良い
  5. 感染性心内膜炎合併率が少ない

よって当科における僧帽弁閉鎖不全症に対する第1選択は弁形成術(図1,2)としています。その結果、2008年6月から2015年5月までの7年間における慢性高度僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成術が可能だったのは194例中192例(成功率99%)であり、手術死亡は1例(0.5%)でした。

図1 僧帽弁輪縫縮用の人工弁輪(リング)
図2 前尖逸脱に対する人工腱索再建術・後尖逸脱に対する三角切除