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2014年 獨協医科大学 心臓・血管外科 Annual Report
2016年手術統計
➢ 2008〜2016の心臓・血管外科(壬生)の手術数推移


  2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
壬生 211 336 363 362 424 405 414 445 431
日光 0 0 76 114 145 209 248 247 293
総数 211 336 439 476 569 614 662 692 724
➢ 2008〜2016の心臓・血管外科(壬生)の所謂開心術数推移


  2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
MCV 140 223 245 290 312 296 266 260 259
※PDAを含む

➢ 2008〜2016の心臓・血管外科(壬生)の所謂開心術数推移


  2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
血管外科 71 99 95 63 93 77 93 144 143

➢ 2008〜2016の心臓・血管外科(壬生)の所謂開心術数推移
  (昨年)

先天性疾患者

12 (19)例
弁膜症 108 (97)例

[内 径カテーテル的 大動脈弁置換術

27 (5)例

虚血性心疾患

78 (71)例

胸部大動脈(TEVAR)

24 (18)例

胸部大動脈(OR)

22 (45)例
その他の心疾患者手術 15 (9)例
[内 補助人工心臓 体外
埋め込み
1(4)例
0(2)例
腹部大動脈(EVAR) 27 (27)例
腹部大動脈(OR) 10(15)例
抹消血管疾患 66(50)例
静脈疾患 19(24)例
その他の血管系手術 21(28)例
心血管系以外の手術 29(41)例
431(445)例

以上,JACVSD,JCCVSD,日本胸部外科学会学術調査,心臓血管外科専門医認定のための臨床経験評価方式の分類に準じて統計を行った。

➢ 当科における分類による2016年手術数の内訳 
総手術数 431例


心臓・胸部大血管領域  259例  (MCV:PDAを除いた例 249例)

先天性  12例
開心術 2例   PDA 10例

冠動脈  78例
単独on 45例  複合(CABG±弁±大動脈) 12例
on beating  16例 MI合併症 4例
OPCAB 1例

弁膜症  108例
A弁 27例 M弁 12例 T弁 2例
TAVR 27例  複合 27例
基部置換または弁+上行 13例

胸部大動脈 46例
解離 10例 (FET 4例含む)
TAA+TAAA 14例 (FET 2例含む)
TEVAR 22例

その他の開心術 15例 (VAD 1例含む)

末梢血管領域 143例
AAA 37例 (open 10例、EVAR 27例)
ASO 16例
内シャント関連 36例
血栓除去    14例
静脈瘤 19例
その他の血管手術 21例

心血管系以外の手術 29例


お断り症例 47例


➢ 2016年 手術症例数 日光医療センター 心臓・血管外科 
合計 293例


腹部大動脈 43
AAA 開腹       18(うち破裂3)
AAA ステントグラフト 25(うち破裂2)

末梢動脈瘤  7
(膝窩動脈瘤 5 その他動脈瘤2)

閉塞性動脈硬化症 24

膝上膝窩動脈バイパス 2
膝下膝窩動脈バイパス 5
distal バイパス    4
Remote endarterectomy 2
血栓内膜摘除     8
急性動脈閉塞     2
その他        3

頸動脈血栓内膜摘除  2


シャント関連     54


初回シャント     34
シャント人工血管    5
シャントPTA      5
その他         10

下肢静脈瘤  142
静脈抜去術(ストリッピング) 14
レーザー焼灼術 120(143肢)
硬化療法     7
静脈結紮術    1

その他  19

  • 手術統計の詳細は前記の通りで、手術総数、心臓・胸部大血管手術、AAAを含む末梢血管領域手術は724例、259例、417例でした。主な疾患では虚血性心疾患78例、心臓弁膜症108例、胸部大動脈瘤46例、腹部大動脈瘤80例、末梢血管疾患337例などです。

  • 末梢血管疾患が337例と前年から増加ましたが,心臓・胸部大血管手術は259例と前年より微増でした。予定手術枠(週4枠)は同じですので物理的に手術症例数の増加は限界に来ています。

  • 血管外科手術は本院、日光医療センター何れも増加しており特に日光医療センターでの増加が顕著です。透析患者様の受け入れが可能になりシャント関連手術の増加、および下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術も軌道に乗り日光医療センターで昨年は120例(143肢)に施行いたしました。


ハイブリット室の円滑な運営、および経カテーテル的大動脈弁置換術の軌道
ハイブリット手術室(カテーテル室と手術室の機能を併せ持った部屋)が2015年1月  
 に完成し3月から運用開始し徐々に麻酔科、救命科との連携のもと利用環境も徐々に整ってきました。経カテーテル的大動脈弁置換術も軌道に乗り、昨年は27例に施行しました。
 またハイブリッド手術室を利用した大動脈瘤に対する経皮的ステントグラフト内挿術
 も開始されました。既存の設備に比べ格段に画像が見やすくなり造影剤使用量の減少、
 放射線照射量の低減、手術時間の短縮、手技の確実性向上を認めております。



  • 破裂性腹部大動脈瘤治療プロトコール(DRAP)の進化 破裂性腹部大動脈瘤の全死亡率は85%と言われ、半数以上が病院搬送もしくは手術に至らず亡くなっています。周術期死亡率は約50%と言われ、従来の人工血管置換術に加えステントグラフト内挿術により手術成績は向上したものの満足するものではありませんでした。さらなる治療成績向上のためには、心臓血管外科医だけでなく、救命救急医、麻酔医、手術室スタッフ、放射線科などチームとして迅速な対応が必要で、各スタッフの役割と行動目標、治療アルゴリズムを示したプロトコールの導入が各施設で始まり、欧米においては死亡率18%、国内においても19%と報告されています。当科においても昨年から独自のプロトコールを導入し改変しながら、成績の向上に努めています。

  • Valsalva-David reimplantation
今年の取り組み

(1) 継続して、患者に資するQUALITYの高い手術の実践

低侵襲心臓・血管手術
  大動脈瘤に対する血管内治療 → より複雑な病変への対応
                  大動脈解離に対するステントグラフトの適応拡大
                                        枝付きステントグラフトの導入
  右小開胸による弁手術(MICS)→ 僧帽弁、大動脈弁
  下肢静脈瘤に対するレーザー治療(日光医療センター)
 Qualityの高い手術
  僧帽弁・大動脈弁の弁形成手術
 重症心不全に対する植込型補助人工心臓(在宅プログラム)

  重症虚血肢に対する膝下、足関節レベルへのバイパス手術

(2) 日光医療センターで一昨年から透析患者の受け入れが可能になり、透析患者のブラッドアクセス作成、アクセストラブルへの迅速な対応、および透析患者に多い重症虚血肢への対応も積極的に行っていく予定です。

他に経年的に継続して行っている取り組み

(3)  mortality & morbidityの改善

(4) 患者さん達への啓蒙 -早期発見と早期治療へ向けて-

(5) 緊急対応の充実

最後に今年も引き続きご指導、ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

獨協医科大学 心臓・血管外科
外来TEL: 0282-87-2206
医局TEL: 0282-86-1111 (内線 2636)
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E-mail: cvs@dokkyomed.ac.jp
Web: http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-m/cvs/

スタッフ:2017年4月~