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閉塞性動脈硬化症の症状(Fontain分類)
1度 足先の痺れ。冷たくなる感じ。
2度 一定の距離を歩くと筋肉の痛み・ひきつれを感じて歩けなくなる。
休憩すると再び歩けるようになる。
3度 休んでいるときや夜間に足に痛みを感じる。
4度 足先の血液の流れの悪い部分に潰瘍ができる。
進行すると足が壊疽(くさる)が起こる。

動脈硬化の進行により特に足の動脈では血流が悪くなったり(狭窄)、血流が途絶えたり(閉塞)します。そうすると足が冷たくなったり(冷感)、しびれたり、歩行時に下腿のふくらはぎの筋肉が痛くなったりする症状がでてきます。


動脈がいつも強く弾力性に富んでいれば、心臓や脳を始めとする、すべての臓器や筋肉などの組織へ、必要な栄養の供給は順調に行われるわけです。
しかしコレステロールなど血液のあぶらが、いつとはなしに動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、高血圧があっていつも血管に負担がかかったり、色々の原因が重なって動脈の新しい細胞が作られなくなってくると、動脈は弾力性を失い固くもろくなってしまします。これが動脈硬化と呼ばれるものです。
人間の体内でなぜ動脈硬化が起こるのかは、まだ完全に分かっていません。今日までに分かっているのは、動脈硬化がすでに10代から始まること、そして、40歳を過ぎる頃に症状がぼつぼつ現れてくることです。動脈硬化が進み、それがもとで心臓病や脳卒中になる原因を「危険因子」と言いますが、その主なものは次に挙げるものです。

(1) 高血圧
(2) コレステロールを始めとする血液のあぶらの異常
(3) 喫煙
(4) 肥満
(5) 運動不足
(6) 感情的なストレスに満ちた状態
(7) 偏った食事内容
(8) し好品(アルコール、コーヒー、紅茶)


1. 薬物療法
2. カテーテル治療
3. 手術治療
があります。薬物療法は程度が軽い場合、または逆に手術ができないほどひどい場合に行います。手術治療には血管が完全閉塞していてカテーテル治療が出来ない場合に適応となります。人工血管でバイパスを行い、閉塞部末梢の血流をよくします。


1. 出血
2. 創部の感染
創部の下(筋肉)は、体の中で溶ける糸を使っていますが、稀にその糸が残り感染を起こすことがあります。その場合は創部が赤く腫れる、熱がある、痛むといった症状がでます。
3. 人工血管の感染
極稀に、人工血管に感染を起こすことがあります。症状としては38度以上の高熱が続きます。この場合再度手術を行い感染した人工血管を取り除く必要性があります。
4. 血栓塞栓症、下肢虚血
瘤の中には血栓という血の塊ができています。これが遮断をするときに足の方に流れていくと、足の血管がつまりこれを取り除く手術或いは治療が必要になります。またこの治療が迅速にできないと下肢虚血が進み全身的な問題となることがあります。
5. 心筋梗塞症、心不全、不整脈   
6. 呼吸不全、肺炎
7. 肝不全、黄疸
8. 腎不全
9. 脳出血、脳梗塞
10. 輸血(術後肝炎、皮疹など)
11. 消化器合併症(麻痺性イレウス、胃潰瘍、胆嚢炎など)
12. その他(感染)


症状が進行してくる場合があります。さらにひどくなった場合は歩かなくても足が痛くなり、足が冷たくなって色が悪くなる場合があります。最もひどい場合は足が黒ずんできて皮膚の細胞が死んで腐っていくこともあります。まれですが、この場合は足の切断をしないといけなくなります