受付時間:月~土曜日 午前8時~11時
休診日:日・祝・第三土曜日
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通常心臓手術では胸骨正中切開といって、胸骨を縦に切開して観音開きにして手術を行います。このため、喉元からみぞおちにかけて約20cmの傷が残ります。また切開した胸骨はステンレスの針金で結わえて閉じるのですが、まれに針金がゆるんで胸骨がうまく付かなかったり、その部分が感染を起こすこともあります。胸骨が完全にくっつくまで、通常2ヶ月くらいは重い物を持ったり、激しい運動(ゴルフ、テニス含む)や車の運転を控えてもらわないといけません。

これに対して、小さな傷で胸骨を全く切らずに側胸部のお乳の下あたりを約7−10cm小さく切開して手術をする低侵襲心臓外科手術を当科では導入しております。

僧帽弁、三尖弁疾患や心房中隔欠損症、左房粘液種などの手術は右側開胸で行いますが、特に女性の場合乳房下縁の溝で切開しますので、傷が殆ど見えなくなり、患者さまには好評です。美容上の利点だけでなく、この手術は従来の胸骨を切る手術と比べて術後出血が少なく回復が早いと言われており、退院後早期に日常生活に戻る事が可能です。

ただ上記疾患のすべての方がこの手術の適応にはならず、年齢、合併症、同時手術の有無などによって適切に手術手技を選択しています。詳しくは担当医にご相談ください。

将来的には欧米で行われているロボットによる内視鏡下手術を目指しています。