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下肢の静脈は表在性という皮膚の表面に近いところを流れるものと、深部という筋肉に囲まれた内部を流れるものがあります。このうち深部静脈が種々の原因によって形成された血栓によって詰まり、下肢のむくみや発赤、疼痛などを訴える病気です。中には血流によって飛んでいき、肺の血管(肺動脈)を詰まらせてしまい(肺塞栓)、生命の危険を引き起こす危険性があります。

治療法としては以下のものが考えられます。

①薬物療法:
Ⅰ.抗凝固療法:血液をサラサラにする薬(抗凝固薬:ヘパリン、ワーファリンなど)を投与し、更なる血栓の形成を予防する。
Ⅱ.血栓溶解療法血栓を溶かす薬(ウロキナーゼ)を投与します。

      
②血管内治療:血管内カテーテルを用いて治療対象部位に薬剤を直接注入したり血栓を除去する治療法です。薬物療法(抗凝固療法や血栓溶解療法)によって命に関わる出血が予想される場合や、大量の血栓を早急に除去する必要がある場合に行います。血栓の状態が不安定で、肺動脈へ飛んでいってしまいそうな場合は下大静脈にフィルターを入れて、肺塞栓の発症を予防します。

③手術:血管内の血栓を取り除きます。急激かつ広範囲の肺塞栓により生命の危機に瀕している場合は、救命のため緊急手術が必要になることもあります。また薬物療法が効かず病状が悪化する場合も手術が検討されます。他施設(獨協医科大学 心臓・血管外科など)に救急搬送が必要になることもあります。