獨協医科大学消化器内科の歴史は30年を越えますが、これまで多くの優秀な卒業生を輩出し、全国各地で活躍中です。特に栃木県を中心とした関東、東京エリアでは当教室の出身者も多く、医科大学同窓あるいは消化器内科同門の輪が広がっています。
現在50名を越える医局員が診療、教育、研究に努めています。当教室の特徴は、各人が専門領域を持ちながらも、消化器あるいは内科の広い範囲をカバーできることです。消化管、肝胆膵などの範囲にとどまらず広範囲の医療を展開し、高齢化社会の到来を迎えた21世紀に向けて全人的医療を目指しています。
診療面では、全国有数の光学医療センター内視鏡部門に7部屋の内視鏡室(2台の専用レントゲンつき)とスタッフ、同センター超音波部門にも最高設備の超音波室、その他血管造影装置、腹腔鏡設備などのハード面を有し、栃木県および北関東エリアの地域医療に大きな貢献をしています。教育面ではいち早く、OSCE、BSL、CCS等を導入して優れた臨床医の養成に当たっています。
研究面では、消化性潰瘍、胃癌など上部消化管疾患、原因不明の消化管出血などに対するカプセル内視鏡による診断、IBD、大腸ポリープ、大腸癌等を研究対象とし、AGA(アメリカ消化器病学会)を中心とした学会発表をおこなっています。基礎的には細胞培養や、分子生物学的研究に臨床的な意義付けを加味した研究を行っております。肝胆膵の領域では主に臨床研究を行い、インターフェロン療法による肝炎、肝硬変の治療に実績を上げています。肝癌に対してはinterventional radiology ( IVR )、PEIT、ラジオ波焼灼療法(RFA)等の集学的治療を、胆膵疾患に対しては、内視鏡的治療に力を入れています。肝細胞癌の診断治療において予後を推測するための免疫組織学的研究も精力的に行っており、研究成果が上がっています。
このように我が診療科は、若い教室員が中心となって地域医療への貢献にとどまらず、国際的にも活躍しています。また、獨協医科大学では2005年5月より臨床研修を終了した卒後3年目の医師を対象にレジデント制が発足しました。当教室に関心を持たれる方は、是非ともご連絡下さい。当教室は世界に開かれた診療科を目指しています。