ごあいさつ

獨協医科大学消化器内科は1973年4月1日に開講し、獨協医科大学本体とともに2013年に創設40周年を迎えます。これまで多数の優秀な卒業生を輩出し、全国各地で活躍中です。特に栃木県を中心とした北関東から東京エリアでは当教室の出身者が多く、医科大学同窓あるいは消化器内科同門の輪が拡がっています。 現在40名を越える医局員が医局に所属し、診療・教育・研究に努めています。当教室の特徴は、各医局員が専門領域を持ちながらも消化器病学(消化管学と胆膵を含む肝臓病学)を広範に深く、また内科学の領域を過不足なくカバーできることです。21世紀の高齢社会を迎え、広範で高度に専門化された消化病学のいかなる領域にも対応できる全人的医療を目指して活動しています。

診療面では、ごく近い将来建設される外来新棟に設置される予定(2014年)の消化器内視鏡センターは充分な専有面積を有し、また全国的にも有数の設備とスタッフがおかれます。したがって、ハードとソフトの両面とも、栃木県および北関東エリアの地域医療に大いに貢献できるものとなります。また、教育面ではOSCE、BSL等を導入して医学生の教育に当たり、また優れた研修プログラムによる研修医、レジデントの教育を介して優れた臨床医の養成を目指しています。研究面では、消化性潰瘍と出血のリスク因子、胃癌に対するESD内視鏡治療(ESD)の研究、原因不明の消化管出血、小腸病変に対するカプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡による診断と治療、また炎症性腸疾患(IBD)、大腸腫瘍性病変の内視鏡診断と治療等を研究対象とし、日本における主要な学会 (日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本消化管学会、日本肝臓学会など) 活動のみならず、米国消化器病学会(AGA)、米国臨床消化器病学(ACG)、欧州消化器病学(EUGW)などでの学会発表、論文発表を行っています。基礎的には分子生物学的手法に臨床的な意義付けを考えた研究が中心となっています。肝胆膵の領域では、インターフェロン療法などの抗ウイルス治療を中心とした肝炎、肝硬変の治療に実績を上げています。肝癌に対しては外科とも密接な連携を構築しinterventional radiology (IVR) 、ラジオ波焼灼療法(RFA)等の集学的治療を、胆膵疾患に対しては、内視鏡的治療、IVRに力を入れています。肝細胞癌の診断治療において予後を推測するための免疫組織学的研究も行っており、研究成果が上がっています。

医療面では、当教室は、越谷病院消化器内科(埼玉県越谷市)、日光医療センター消化器内科(栃木県日光市)と密接な連携を構築しています。また県内の公的病院としては、県北の那須赤十字病院、県央のNHO宇都宮病院、県南の足利赤十字病院などと医療連携があり、地域医療にも貢献しています。
このように獨協医科大学消化器内科は、若い教室員が中心となって医療面での活躍にとどまらず、国際的に医学へも貢献しています。当教室に関心を持たれた方は、是非お気軽にご連絡下さい。当教室は開かれた診療科を目指しています。

獨協医科大学消化器内科
平石秀幸

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