ようこそ 獨協医科大学神経内科ホームページへ

 2017年度がスタートしました.2016年度は,多くの方々が被害にあわれた熊本地震によってはじまり,7月には東京都知事には小池百合子氏が選ばれ,本年の1月にはアメリカの新大統領にドナルド・トランプ氏が就任されるという出来事がありました.以上の事実はこのわずか1年だけでも@不測の天変地異はいつでも起こり得ること,A実力にそぐわない既得権益の移譲が進んでゆくこと,Bグローバリズムの進行とそれに対する抵抗という,今後われわれが直面するであろう出来事が凝縮して現れたものともいえます.リンダグラットン氏はその著書「WORK SHIFT」のなかで,今では変化の影響がただちにグローバルに波及し,スピードはますます加速していく.テクノロジーの進化,グローバル化の進展,人口構成の変化と長寿化,社会の変化,エネルギー・環境問題の深刻化,この五つの要因が世界を突き動かし,産業革命に匹敵する変化が今まさに進行していると述べています. しかし,以前から申し上げているように,わが国ではどのような問題よりも世界で類をみない少子高齢化を迎えつつある問題に直面しており,少ない若者が多くの高齢者を支える,特に病に苦しむ高齢者を支えるということが,社会全体の不安材料となっています.まさにこの不安解消を行うこと,安心できる社会を構築するそのための制度の根幹をになうものの一つがわれわれ医療に携わるものです.
 この超少子高齢化に具体的に対処するため,われわれのもつ最大限の英知と実行を傾注しなければ,暗黒の時代が訪れることは確実でしょう.前述したリンダグラットン氏は2025年の未来では,アメリカなど先進国の若者は,自分よりも賢くてやる気のある中国人やインド人の若者との競合となり,就職したくてもできず,ファーストフードや短期のアルバイトでギリギリの生活を送っている可能性を指摘し,先進国に生まれたからといって豊かな暮らしができるわけではなくなり,格差はますます広がっていくと予測しています. 安心できる社会を構築するための一つがわれわれ医療者の正しい振舞であることは間違いありません.一方,これからの医療の在り方に大きな問題が投げかけられています.社会のニーズは莫大なのにそれに対応できる予算が限られている.マンパワーがたりない.具体的な医療費財源の不透明なままのよりよい医療の推進に関しては医療人,国民全体を問わず不安定要素に満ち溢れていると言ってよいでしょう.一方,われわれは政府,いや,国民から期待されているのも事実です.Common diseaseである,脳卒中,認知症,頭痛,てんかん,睡眠障害さらに難病における,誰もが望む疾患の診断・治療を昼夜行っております.
 国民の期待に応える良質な医療を多くの患者さんに供給し満足してもらえるべきわれわれのありかたはなにか,その土台をなす,医師や看護師,そしてそれを支えてくれる他の医療従事者に対するわれわれの教室としての魅力とはなにか.それは,日本で,世界で一番になろうと診療への向上心,それを支えるシステム,最後に医局の良い雰囲気,生まれてきたことを喜び,差別なく人を愛し,共に楽しく,前に進もうという気概.すなわち,われわれ獨協医科大学神経内科に属するものは,常に友人であり,家族であるのです.
 Common diseaseを何でも診療できる技量を持つことは当然ですが,その能力をある年齢までメインテナンスすることは不可能に近いですし,わが国の置かれている状況からすべての患者さんがそのような医師を求めているとは言えないと思います.実際,専門性をもちながら広く幅広い高度な臨床能力をもった医療を施せる医師の養成がわが国の状況にマッチするといってよいでしょう.それを習得するために,未来の彼方まで見通せるための付け焼刃ではない研究マインドを持つ医師の養成が望まれています.IPS細胞研究のような超一流のものでなくてもよいのです.研究を通した思考能力を鍛えることは,医師として広く疾病の診断・治療戦略を進め,国民に恩恵をもたらすだけでなく,マニュアルにない,想定外の病や状況に対峙するのに有用であるからです.忘れもしないあの6年前の震災でも浮き彫りにされたとおり,斬新な発想力をもった迅速かつ正しい決断を持った医療人の養成が必要となります.
 進化の渦に巻き込まれている医療人のありかたの根源にあるものはなにか.その1つには,先に述べた科学的な発想・根拠が決断に重要視されることはもちろんのこと,医師であるわれわれは日本の武士道にも通ずる紳士たる者,命をも賭して果たさねばならない責任という意味があるNoblesse Obligeを肝に銘じて行うべきものと思います.先に述べた人を愛することです.患者さんには慈愛にみちた臨床,楽しい未来を担う医療従事者の養成,社会のためになる研究を行えば患者,医師そして社会の間に良い循環が形成され,おのずから目的は達成されてゆくものと信じます.
そしてこれはまさに,獨協学園の中興の祖,天野貞祐先生の理念,「大学は学問を通じての人間形成の場である」を実践することにあります.医療人として病める方々を癒せる人間として教室員がお互い,感化,指導されながら成長していくという基本方針をなによりも大切にしてゆきたいと思っています.
 必ず努力は報われ,医療者,患者そして世界中の方がともに幸せを分かち合える日々が訪れると信じ思い,皆様,手に手をとって助け合い前進しましょう.
 2017年度も獨協医科大学神経内科を宜しくお願い申しあげます.楽しく安心して暮らせる社会を作って行くべく,一同切磋琢磨努力してゆくことを誓います.

獨協医科大学神経内科教授 平田幸一

外来担当医表

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平田教授 辰元准
教授
永島講師 鈴木(圭)
准教授
舩越講師 鈴木(紫)助教
國分准
教授
竹川准
教授
門脇講師 駒ヶ嶺
助教
川ア助教  
辰元准
教授
横田講師 大門講師 鈴木(紫)
助教
鈴木(綾)助教  
宮本(雅)
教授
川ア助教 藤田助教 塚原助教    
平田教授 舩越講師 加治助教 石井助教 駒ヶ嶺助教  
岡村助教 岩崎助教 鈴木(綾)助教 塚原助教    

*専門外来(要予約)

 頭痛外来:

月曜日(14〜16時)

平田教授

火曜日(9〜12時)  鈴木(紫)助教

水曜日(14〜16時)

椎名助教

不定期

清水臨床准教授

 物忘れ外来:

水曜日(9〜12時)

石井助教

木曜日(9〜12時)

渡邉(由)准教授

 睡眠医療外来:

月〜金曜日
(火・金は午前、水・木は午後のみ)

宮本(雅)教授

木曜日

鈴木(圭)准教授

 ボツリヌス療法:

月曜日(14〜16時)

川ア助教

  木曜日(14〜16時) 齋木助教

 DBS外来:

土曜日(9〜12時)

門脇講師

   予約は平日の午後2時より受け付けております

   お知らせ  
  2017年世界的な神経系学会が夏に京都,名古屋で開催されます
2017年01月15日 (SUN)
2017年世界的な神経系学会が夏に日本で開催されます.当科は理事職,副会長職として開催を支えます.
  CME2016閉会のお知らせ
2016年09月11日 (SUN)
当教室主催に栃木総合文化センターにて開催され世界中から多くの参加のもと無事閉会いたしました.厚く御礼申し上げます.
  栃木県神経難病医療ネットワーク事業のご案内
2014年04月01日 (TUE)
難病医療専門員が相談に応じます。
  後期研修医募集
2012年08月01日 (WED)
日本最大規模の神経内科で研修してみませんか?
  大規模地震で被災された方々へのお見舞い
2011年04月04日 (MON)
被災された方々のひとりでも多くの方が救命され,また心身が癒され,少しでも早い復興がなされることをお祈りいたします.
  オシム脳卒中を語る
2010年07月10日 (SAT)
元日本代表監督、オシム氏のインタビュー「オシム脳卒中を語る」をご覧いただけます。
  脳卒中診断治療マニュアル改訂
2010年02月26日 (FRI)
獨協医科大学神経内科脳卒中部門作成の獨協医科大学神経内科 脳卒中診断・治療指針(医療関係者向け)が改訂されました.
  ネッツトヨタから障害者移送用の乗用車を2台寄贈
2009年03月31日 (TUE)
2008年も栃木県神経難病医療に対しネッツトヨタから障害者移送用の乗用車を寄贈していただきました.ありがとうこざいました.
 
栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地  外来受付電話 0282-87-2198

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