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こころの診療科

診療部長:井原 裕

診療内容

当科は本邦の大学病院で唯一の「薬に頼らない精神科」です。患者さまは精神科に、薬物療法だけを求めているわけではないはずです。本邦精神医学の薬物療法偏重(いわゆる「薬漬け」)の現状に抗して、私どもは一石を投じるべく療養指導・精神療法中心の治療をめざしています。過量処方に疑問をお感じの患者さま、強力な薬物療法を希望しない患者さまは、どうぞ当科へおこしください。

特色:薬に頼らない治療

薬は使わないわけではありませんが、必要な範囲にとどめています。外来患者さまの40~49%程度は、「薬なし」です。薬物療法よりも睡眠や生活リズムをめぐる療養指導に力を入れています。「無理なく、無駄なく、穏やかに」、ヘルシーな生活を送ることではつらつとした日々を取り戻しましょう。

うつ・不安・不眠

うつ・不安の患者さまのほとんどは、睡眠時間の極度の不足、不安定な睡眠相、過度の飲酒(成人の場合)、極端な運動不足、対人交流の乏しさなど、生活習慣上の問題を伴っています。それらを医師の指導のもとに少しずつ是正していけば、必ずしも薬物を使わなくても、諸症状は軽快します。不眠の場合も、就床・起床パターンと日中の活動量の見直しによって、強い睡眠薬を使わなくても治っていきます。

不登校

学校不適応にくわえて、「よいっぱりの朝ねぼう」となっている場合があります。まずは、睡眠・覚醒時間を正常化します。次に、遅れての登校、相談室登校、部活のみの登校など、ご本人の事情に応じて実現可能性の高いものを探っていきます。必要に応じて、塾通い、フリースクール、単位制高校への転校なども考慮します。

注意欠陥多動性障害(ADHD)

多動性を吸収してくれるものがあれば、問題は軽減します。できることを一人一人の個性に応じて探し、活動性を建設的に表現していきましょう。ただし、ゲームへの没頭は引きこもりへの道。楽器、ダンス、スポーツ、コンピューター、絵、工作、そろばん、料理など、将来につながり、自己表現の喜びをともない、心地よい疲労感を感じられるものを探しましょう。

広汎性発達障害(アスペルガー障害、高機能自閉症など)

対人関係におけるコーチングが治療の中心となります。広汎性発達障害の患者さまにとって、得意なことは、ある知的テーマについて深く追求すること、苦手なことは、人のこころを察することです。したがって、得意なことをどんどんやって自信を深めていただき、同時に、苦手な対人場面での行動について、一緒に考えていきましょう。

当科に関するお問い合わせ

当科は、他に類のない、際立って個性的な治療実践を行っているため、北海道から沖縄、海外も含め、広範な地域から初診患者さまが訪れます。このところ受診者数が急増しており、多少お待たせすることもあるかもしれません。まずは、お電話にて事情をうかがわせていただきます。(月)から(金)の12:00~15:00、当院(048-965-1111)「こころの診療科外来」までどうぞ。

初診で受付可能な患者さま

初診受付は、全例予約制で、原則として他の医療機関からの紹介状をお持ちの患者さまと当院診察券をお持ちの患者さま(院内他科受診歴のある人) を優先しております。年齢については、すべての世代の方を受診させていただいております。

セカンドオピニオン外来

獨協医科大学越谷病院以外の医療機関に入院または通院されている患者様を対象に、当科医師の精神医学的判断、意見を提供いたします。その際、患者様・ご家族からお話を伺うとともに、診療情報提供書(Ⅱ)(紹介状。紹介元は精神科でなくても結構です)を参考にさせていただきます。

当院総合医療相談部・医療連携室 (電話 : 048-965-1147)にご一報ください。

    医療機関の機能分担にご協力ください

    埼玉県東部地域においては、精神科を擁する総合病院は当院だけです。当科は、190万人を超える巨大医療圏における唯一の総合病院精神科となっております。そのため、現在、総合病院にのみ可能な診療(うつ・不安・不眠の外来治療、身体疾患闘病中の方のこころの治療、思春期の臨床)に専念しております。
    一般精神科医療機関(統合失調症、認知症など)にても治療可能な患者さまについては、原則としてそちらでの診療活動を尊重させていただき、当科としては診療を控えさせていただいております。したがって、他の医療機関からの紹介患者さまは、診察の結果、紹介元にお戻りいただくことがございます。
    総合病院精神科と一般精神科医療機関との機能分担にご理解いただき、なにとぞ、お許しのほどをお願い申し上げます。

    紹介時のお願い

    精神科・心療内科の先生方におかれましては、難治性・治療抵抗性のうつ病・双極Ⅱ型障害をふるってご紹介ください(当科は臨床をもっていないため、総合失調症、双極Ⅰ型障害等の入院が必要となりえる患者様のおご紹介は、お控えください。)

    小児科の先生方におかれましては、不登校、発達障害、プラダー・ウィリー症候群などの患者様は、どうぞご紹介ください。

    外来担当医および専門分野

    氏名職名専門分野

    井原     裕*

    五明佐也香

    中根 えりな
    木本 慎二

    斎間 草平

    高橋 麻美*

    窪田 悠希

    石井 惇史*

    齋藤 眞行

    儀藤 政夫

    尾形 広行*

    佐山 真之*

    教 授

    学内助教(兼)

    学内助教
    学内助教

    学内助教

    学内助教

    レジテント

    レジテント

    レジデント

    非常勤医

    臨床心理士

    臨床心理士

    思春期精神医学、うつ病、プラダー・ウィリー症候群

    外傷診療、熱傷・救急の精神医学

    臨床精神医学一般
    臨床精神医学一般

    臨床精神医学一般

    臨床精神医学一般、思春期精神医学

    臨床精神医学一般

    臨床精神医学一般、思春期精神医学

    臨床精神医学一般

    臨床精神医学一般

    心理臨床、プラダー・ウィリー症候群

    心理臨床