産科婦人科
診療部長:林 雅敏
診療内容
産科婦人科学は周産期医学、腫瘍学、生殖内分泌学、思春期・更年期・老年期医学などの専門分野に大別されますが、全領域に亘り、それぞれの専門医が診断と治療にあたっています。いずれの領域でも新しい診療を取り入れ、高度医療を目指して診療を行っています。
診療実績
| 平成22年度 | |
|---|---|
| 外来患者延数 | 24,978人 |
| 入院患者数 | 1,550人 |
| 年間症例数 | ||
|---|---|---|
| 分娩数 | 412件 | |
| 婦人科開腹手術 | 良性腫瘍 悪性腫瘍根治術 膣式手術 腹腔鏡下手術 |
155件 18件 |
特色
妊娠して出産することは女性のみではなく、夫である男性にとっても、幸せで大切なことと考えます。妊娠を管理するに当たって、当科では妊婦さまに潜在する異常を早期に発見し、流産、子宮内胎児死亡などの悲しい事態を招かないように、注意を払っています。妊婦初期には子宮内胎児死亡の原因となる疾患として、最近頻度が増加している妊娠糖尿病および甲状腺機能異常の検査をします。通常の血液・尿の検査および感染症の検査も行います。異常があれば直ちに精密検査をして、治療を開始します。妊娠中の胎児・胎盤・羊水・臍帯の異常には超音波診断装置が有効で、当科では経腹部診断および経腟診断のどちらも可能な超音波診断装置を、すべての診察室に設置して診察しています。分娩予定日が近づくと胎児の健康状態の管理が重要となります。そのため妊婦健診の日に必ず分娩監視装置で胎児の健康状態を評価して安全な分娩を行っています。ハイリスク妊婦外来では多胎妊婦、妊婦高血圧症候群、内科疾患、胎児異常などを合併する症例について、小児科、小児外科、内科などの関連する他科と連携し、安全な妊婦・分娩をするために厳重な管理を行います。
習慣流産に対して新しい治療法を開発し、高い成功率を収めています。
婦人科悪性腫瘍(子宮頸癌、子宮体癌、子宮肉腫、卵巣癌など)の診療では当院は埼玉県の東部地区における基幹病院であり、婦人科悪性腫瘍の診療実績は豊富です。悪性腫瘍の治療は手術療法が基本ですが、手術前に癌の進行期分類や、患者さまの病状を検討し、最適の手術方式を選択して、熟練した医師が執刀します。手術後は、手術進行期および病理組織所見により、化学療法、放射線療法、その他の治療を行います。
子宮筋腫や卵巣の良性腫瘍に対しては手術療法が基本ですが、患者さまの希望、症状、病態を十分に考慮し、術式を選択しています。手術を望まない患者さまには、薬物療法を行うこともあります。
不妊症の診療ではホルモン検査、子宮卵管造影検査、精液検査、腹腔鏡検査などを行います。必要に応じてホルモン療法および排卵誘発を行います。現在までに高プロラクチン血症や多嚢胞性卵巣症候群の不妊患者さまを多数治療して、妊娠しています。また、男性不妊因子あるいはその他の因子による難治性不妊症に対しては、関連施設にて体外受精・胚移植、顕微受精、assist hatching などを行っています。
中高年女性の診療では食事や運動指導に加えて、薬剤を使用することによって、更年期障害、骨粗鬆症、高脂血症の治療を行っております。更年期障害の症状の一つに、うつ症状・うつ状態がありますが、各種心理テストを実施して患者様一人一人の症状を吟味し、ホルモン補充療法(HRT)以外に、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を用いた治療を行っています。骨粗鬆症診療では、定期的に骨密度や骨代謝マーカーの測定を行い、HRT、ビスフォスフォネート製剤(骨吸収抑制剤)、SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬)などによる治療を行っています。HRTを好まない患者様には漢方療法も行っています。
月経関連疾患(原発性無月経、続発性無月経、体重減少性無月経、希発月経、頻発月経、月経不順、月経前緊張症、月経困難症など)や思春期疾患も適切に診断し、治療を行っています。
その他
| 主要機器 | 4D・カラードップラー超音波診断装置、腹腔鏡手術システム、子宮鏡、卵管通気、通水装置、子宮卵管造影モニター装置、コルポスコープ、分娩監視装置 |
|---|---|
| 研究 |
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外来担当医および専門分野
| 氏名 | 職名 | 専門分野 |
|---|---|---|
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林 雅敏 加藤理恵子 入江 太一 史 周霞 永田のぞみ |
教授 助教 レジデント レジデント |
婦人科悪性腫瘍(手術、化学療法)、不育症(習慣流産)、周産期医学、更年期医学 産科婦人科一般 産科婦人科一般 |
| 病棟医長/濱田 佳伸 外来医長/榎本 英夫 医局長/坂本 秀一 | ||










