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産科婦人科

診療部長:髙倉 聡

診療内容

 産科婦人科は周産期・婦人科腫瘍・生殖内分泌・女性ヘルスケアの4分野に大別されます。全ての領域で新しい技術・知見を取り入れて診療にあたっております。なお、生殖内分泌分野は主にリプロダクションセンターで診療しております。

診療実績

平成28年度
外来患者延数  21,749人
入院患者数    1,531人
年間症例数
分娩数 299件
総手術数

624件

帝王切開術 (帝王切開術33.1%)

99件

良性腫瘍開腹手術

(非浸潤癌・境界悪性腫瘍を含む)

子宮全摘、子宮筋腫核手術など 171件
悪性腫瘍手術 広汎子宮全摘術、卵巣癌ステージング手術など 96件
腹腔鏡下手術 腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術・子宮筋腫核手術など 38件
子宮鏡下手術

子宮鏡下子宮筋腫核出術

マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)

30件
子宮頸部円錐切除術

 

86件
骨盤臓器脱手術 腟式子宮全摘術+膣壁形成術など 12件

特色

周産期

 当院では、近隣医療機関よりハイリスク妊娠(糖尿病・甲状腺疾患・呼吸循環疾患・腎疾患などの内科疾患合併妊娠、高年妊婦、妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、前置胎盤、子宮内胎児発育不全や胎児異常など)を積極的に受け入れ、小児科、小児外科、内科などの関連各科と連携し、安全な妊娠・分娩管理に努めております。平成30年4月にはNICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療室)、GCU(Growing Care Unit:新生児治療回復室)、MFICU(Maternal Fetal Intensive Care Unit:母体胎児集中治療室)を持つ地域周産期母子医療センターの開設を予定しております。また、一般産科病棟も同時に個室を増やし、リニューアルいたします。なお、特に合併症などを持たないローリスク妊娠も受け入れており、年間分娩数は約300件です。

分晩予約

 当院での妊婦健診並びに分晩をご希望の方は、当院の「分晩予約」が必要ですので、妊娠12週までに産科婦人科外来にて所定の手続きをお済ませ下さい(当院で分晩予定のない方の妊婦健診のみは行っておりません)。当院での「里帰り分晩」希望の方は、妊娠12週までに産科婦人科外来までご一報の上(仮予約)、必ず前医の診療情報提供書(紹介状)をご持参いただき妊娠34週までに当院を受診して下さい。現在、分娩数の制限はいたしておりませんが、周産期母子医療センター開設後はその役割を果たすため、ローリスク妊娠の受け入れを制限させていただくことがあります。なお、平成30年4月以降、分娩後は個室での母児同室となります。

妊娠・分晩管理

 妊婦健診では妊婦さまに潜在する異常を早期に発見すべく、注意を払っています。妊婦初期には通常の血液・尿検査および感染症検査に加え、妊娠糖尿病および甲状腺機能異常のスクリーニング検査を実施しています。異常があれば精密検査を行い、早期に治療を開始しています。妊娠中の胎児・胎盤・羊水・臍帯の異常の発見には超音波検査が有効であり、当院では超音波診断装置をすべての診察室に設置して診療しています。分晩予定日が近づくと胎児心拍モニタリングで胎児の健康状態を評価しています。また、妊婦健診の内、数回は助産師外来にて行っております。経験豊富な助産師が健診に加え、保健指導を行っております。妊娠中は、ちょっとした不安や疑問に思うことが色々と出てきます。妊娠中や産後に起こる心と体の変化を理解していただくと共に、妊娠や分晩・育児に関しての不安や心配を軽減していただけるようお手伝いさせていただきます。

 分晩時は産科婦人科医と助産師が協力して、分晩管理を行っております。また、分晩時に配偶者(パートナー)の方の立ち会いが可能です。平成29年12月以降、LDR室での分娩となります(完成予定図は平成30年4月以降のLDR室)。産後は原則的に母児同室とさせていただいております。(平成30年4月より個室:完成予定図参照)。なお、入院中に助産師による保健指導・授乳指導・沐浴指導などを行っています。

                    【完成予想図】

    

     ■産婦人科病室(一般個室)           ■産婦人科病室(LDR)


出生前診断

 羊水検査・絨毛検査は胎児の染色体異常の可能性が高くかつ検査を希望する妊婦さまに対して実施しています。当院は「母体血中cell-freeDNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)の臨床研究」の実施施設です。臨床研究への参加を検討される方は当院の遺伝カウンセリングセンターのホームページをご参照下さい。

婦人科腫瘍

婦人科悪性腫瘍

 卵巣癌、子宮頸癌、子宮体癌、子宮肉腫などの婦人科悪性腫瘍の診療では、当院は埼玉県の東部地区における基幹病院です。年間約100例の新規症例を取り扱っています。初期がんには「可能な限り低侵襲ながん治療」、進行・再発がんには「諦めないがん治療」を理念として診療しております。合併症などを有するため他院で受入れができない患者さまも、可能な限り受け入れて全身状態の許す限り全力で治療しております。悪性腫瘍の治療は手術療法が基本ですが、術前に腫瘍の状態や患者さまの全身状態などの評価を行い、最適の手術方式を選択しています。悪性腫瘍手術の入院期間は2週間前後が目安です。手術後は進行期などのリスク因子を十分に評価し、エビデナンスに基づいた薬物療法(化学療法/分子標的治療)・放射線療法などの後治療を行っておりますが、治療法や患者さまの状態により入院もしくは外来での治療を選択しております。

 他院で婦人科悪性腫瘍と診断(疑いを含む)され、当院での治療を希望される場合には診療情報提供書(紹介状)及びMRIなどの画像診断データ・細胞診標本・病理組織標本(ある場合のみ)を紹介元からご持参下さい。当院で治療中の患者さまに十分な治療・ケアを行うため、他院で治療中・治療後の患者さまの転院受け入れは臨床研究(臨床試験)への参加者のみとさせていただいております。当院は婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)や北関東婦人科がん臨床試験コンソーシアム(GOTIC)の臨床研究(臨床試験)登録参加施設であり、対象となる患者さまには主治医から研究への参加のお願いをさせていただいております。

子宮頚部上皮内新生物(CIN)

 CINは子宮頸癌の前癌病変ですが、細胞診、コルポスコピー、組織診、HPVジェノタイプ判定検査にて、治療もしくは経過観察の選択を行います。治療法としては子宮腟部円錐切除術が基本であり、当院では原則的に1泊2日の入院にて静脈麻酔下に下平式高周波手術器を用いた手術を行っておりますが、腰椎麻酔下にcold-knifeでの切除が必要な場合もあります。(4日間程度入院)。CIN治療後の経過観察のみ(他院治療例)は治療元施設もしくは一次施設への通院をお願いいたしております。

婦人科良性腫瘍など

 子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣良性腫瘍、卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症)などに対しては手術療法が基本ですが、患者さまの年齢、希望、症状、病態を十分に考慮し、治療法・術式を選択しています。特に粘膜下子宮筋腫や子宮内膜ポリープでは主に子宮鏡下で摘出を行っており、子宮筋腫や子宮筋腫や子宮腺筋症に伴う過多月経に対してはマイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)も行っております(入院期間3-4日)。卵巣良性腫瘍、卵巣チョコレート嚢胞、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術では6日間程度、開腹が必要な手術では8-9日間程度の入院となります。また、手術前後や手術を望まない患者さまには、ホルモン療法を中心とした薬物療法を行うこともあります。婦人科良性腫瘍などの治療後の経過観察や薬物療法のみ(他院治療例)は治療元施設もしくは一次施設への通院をお願い致しております。

生殖内分泌

不妊症

 不妊症の原因は様々ですが、排卵因子、卵管因子、男性因子が3大原因と言われています。不妊を主訴に来院された場合、一般に内分泌検査、子宮卵管造影検査、精液検査、必要に応じて子宮鏡検査、腹腔鏡検査などを行い、原因によりタイミング指導、排卵誘発、ホルモン療法、人工授精、体外受精などの生殖補助医療(ART)、手術療法などを行います。当院では、不妊症に対してリプロダクションセンターで診察しておりますので、受診希望の方はリプロダクションセンターのホームページをご参照ください。また、当科では不妊診療主体のクリニックから妊娠に向けて子宮筋腫・子宮内膜症・多囊胞性卵巣・卵管水腫などの手術(主に子宮鏡下手術・腹腔鏡下手術)が必要な患者さまを積極的に受け入れておりましたが、平成29年4月より受け入れの窓口をリプロダクションセンターとさせていただき、手術・入院時管理などはリプロダクションセンターと産科婦人科で協力して行っております。

不育症

 妊娠しても、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。習慣(あるいは反復)流産はほぼ同意語ですが、これらには妊娠22週以降の死産や生後1週間以内の新生児死亡は含まれません。原因は子宮形態異常、甲状腺機能異常、染色体異常、抗リン脂質抗体症候群など様々です。当院では不育症の検査・治療を希望される患者さまはリプロダクションセンターで診療しておりますので、受診希望の方はリプロダクションセンターのホームページをご参照下さい。不育症の治療中の方が妊娠し当院で妊娠・分娩管理を希望される場合は、妊娠12週までに産科婦人科で診療を引き継がせていただいております。なお、他院で不育症治療中に妊娠した方が当院で妊娠・分娩管理を希望される場合は産科婦人科を受診して下さい(他院で抗凝固療法などを継続される場合は当院で妊娠・分娩管理をお受けすることができません)。

女性ヘルスケア

中高年女性のヘルスケア

 更年期障害、骨粗鬆症、骨盤臓器脱などの治療を行っております。更年期障害では患者様一人一人の症状を吟味し、ホルモン補充療法(HRT)や漢方療法などを行っています。骨粗鬆症では、骨密度の測定を行い、HRT、ビスフォスフォネート製剤(骨吸収抑制剤)、SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬)などによる治療を行っています。また、骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱癌など)の保存的治療・手術療法も行っております。

その他

 月経異常(無月経、月経不順、月経前症候群、月経困難症など)、思春期疾患、性感染症も適切に診断し、治療を行っています。

その他

 

主要機器

カラードップラー超音波診断装置、腹腔鏡手術システム、子宮鏡(検査用)、子宮卵管造影モニター装置、コルポスコープ、分娩監視装置(集中監視システム)、子宮鏡手術システム、マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)システム

 

 

 

 

専門医

指定医

認定医

(常勤のみ)

 

 

 

            産婦人科専門医 

髙倉 聡(指導医)、坂本秀一(指導医)、濱田佳伸(指導医)、飯塚 真(指導医)、山本 篤(指導医)、鈴木佳世、大野田 晋、山下修位、齊藤陽子、永田のぞみ

婦人科腫瘍専門医

髙倉 聡(指導医)
細胞診専門医 髙倉 聡
臨床遺伝専門医 濱田 佳伸
女性ヘルスケア専門医 坂本 秀一、濱田 佳伸、飯塚 真
母体保護法指定医 高倉 聡
がん治療認定医 髙倉 聡、坂本 秀一
性感染症学会認定医 坂本 秀一
日本女性心身医学会認定医 濱田 佳伸

    研究

    1. 正常妊娠・異常妊娠における血中の凝固因子と線溶因子の動態と役割に関する研究。
    2. 婦人科悪性腫瘍に対する多施設共同臨床研究(JGOG、GOTICなど)
    3. 婦人科悪性腫瘍に対する新しい診断法・治療法の開発に関する研究。
    4. 婦人科悪性腫瘍の予後を規定する因子に関する研究。
    5. 更年期女性における血管病変の発症原因に関する研究。

    外来担当医および専門分野

    氏名職名専門分野

    高倉 聡

    坂本 秀一

    濱田 佳伸

    矢追 正幸

    榎本 英夫

    友部 勝実

    飯塚 真

    山本 篤

    鈴木 佳世

    大野田 晋

    山下 修位

    齊藤 陽子

    吉川 直希

    市川 鉄平

    根本 興平

    林  雅綾

    永田のぞみ

    齋藤加奈美

    久松 真央

    高鹿 泰昌

    教授

    教授

    講師

    講師

    非常勤講師

    非常勤講師

    助教

    助教(兼任)

    助教

    助教(兼任)

    助教

    助教

    助教

    助教

    助教

    非常勤医

    非常勤医

    レジテント

    レジテント

    レジテント

    婦人科悪性腫瘍の手術・薬物療法

    婦人科悪性腫瘍、生殖内分泌、子宮内膜症、更年期医学、性感染症

    ハイリスク妊婦、婦人科悪性腫瘍の薬物療法、更年期医学、臨床遺伝学、内視鏡下手術

    更年期医学、女性医学

    周産期医学、子宮内膜症、骨盤臓器脱

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般、周産期医学、婦人科漢方

    不妊症、不育症(リプロダクションセンター所属)

    産科婦人科一般、婦人科悪性腫瘍

    不妊症、不育症、子宮内膜症、内視鏡下手術(リプロダクションセンター所属)

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    産科婦人科一般

    病棟医長/濱田 佳伸   外来医長/飯塚 真   医局長/坂本 秀一