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2年次選択科目 朝日病院(精神科)臨床研修プログラム

臨床研修2年次に行う選択科としての研修プログラムである。ここでの研修は、主要な精神神経科疾患の医学的知識を習得し、他科との連携における精神神経科の位置付けを理解することを目的としている。また、患者は常に生物医学的・心理社会的な存在であることを理解し、その治療にあたってはこれらの包括的アプローチが重要であることを体験的に学習する。

 

1.研修施設

医療法人朝日会 朝日病院
〒323-0014 栃木県小山市喜沢660
TEL 0285-22-1182 FAX 0285-22-8946

2.研修期間

2年次の1か月間

3.指導体制

指導責任者:院長 朝 日 公 彦

4.研修内容

1) 外 来 指導医の指導下で外来診療を行い、精神科診断法・治療法を研修する。
2) 病 棟 指導医の監督下で、入院患者の担当医としての自覚を持って研修に当たる。
また、指導医の指示により適時当直を行い、緊急時急変時の対応も経験する。
3) その他 各種カンファレンス、研究会、回診などに参加する。

5.研修目標

患者-
医師関係
一 般 目 標 (GIO)
患者・家族との対応について医療人として必要な態度・姿勢を身につけることができる
到 達 目 標 (SBO)
1)心(精神)と身体は一体であることを理解する
2)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的な側面から把握できる
3)日常生活の指導(服薬遵守、ストレスケア、環境調整など)ができる
4)患者、家族に対し、診断の経過、治療計画などについてわかりやすく説明し、了解・協力を得て治療を行うことができる
5)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる
精神科
チーム医療
一 般 目 標 (GIO)
医療チームの一員としての役割を理解し、幅広い職種の医療従事者と協調・協力し、的確に情報を交換して問題に対処できる
到 達 目 標 (SBO)
1)上級および同僚医師と適切なコミュニケーションがとれる
2)チーム医療を理解し、コメディカルスタッフとの連携をとりながらチーム医療に参加するとともに、その医療チームの統括者としてリーダーシップをとることができる
3)他の医療機関や施設へ患者を紹介・転送できる
4)精神保健センターなどの関係機関とのコミュニケーションがとれる
精神科面接一 般 目 標 (GIO)
診断・治療に必要な情報を得るために精神科面接の基本を身につける
到 達 目 標 (SBO)
1)患者に対する接し方、態度、質問の仕方を身につけ、患者の解釈モデル、受診動機、受診行動を理解することができる
2)陳述と表情・態度・行動から情報を得ることができる
3)心理的問題の処理の仕方を学ぶことができる
症例呈示一 般 目 標 (GIO)
チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うことができる
到 達 目 標 (SBO)
1)症例呈示と討論ができる
2)臨床症例に関するカンファレンスや学術集会に参加する
精神科
診療計画
一 般 目 標 (GIO)
主な精神科疾患の診断と治療計画をたてることができる
到 達 目 標 (SBO)
1)統合失調症、気分障害、認知症、不安障害(パニック障害)、ストレス関連障害などの診断、治療計画をたてることができる
2)担当症例について、生物学的・心理学的・社会的側面を統合し、バランスよく把握し、治療できる
3)精神症状に対する救急的対応の実践を学ぶ
4)精神保健福祉法およびその他関連法規の知識を持ち、適切な行動制限について学ぶ
5)一般科の患者で精神症状が出現した場合の実際の対応の仕方について学ぶ。
精神科医療の
社会性
一 般 目 標 (GIO)
精神科医療の社会的側面に対応できる
到 達 目 標 (SBO)
1)患者の人権と行動制限などについて理解する
2)通院公費負担制度について知識を深めることができる
3)精神障害者福祉手帳について知識を深めることができる
4)介護保険のための主治医意見書について知識を深めることができる
5)産業精神保健について知識を深めることができる
6)精神障害と刑事責任能力について知識を深めることができる
7)自殺予防について知識を深めることができる

6.経験目標

A.経験すべき診察法・検査・治療法

基本的な
精神科診察法
一 般 目 標 (GIO)
プライマリー・ケアに求められる精神症状の診察法を身につける
到 達 目 標 (SBO)
1)患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的インタビュー)聴取を行い、記録することができる
2)患者の訴えを聞きながら、疾患・症状を想定しそれに関する質問を行うことができる
3)精神症状を言い表す精神医学用語について理解する
4)ICD-10、DSM-IVに則り、主要な精神疾患の診断基準を把握できる
5)器質的要因を鑑別するために神経学的診察を行うことができる
6)専門的精神科医療が必要か、一般科で対応可能か、判断力を身につける
基本的な
精神科検査法
一 般 目 標 (GIO)
精神疾患の病態の把握や診断に必要な検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる
到 達 目 標 (SBO)
1)頭部CT、MRI など形態的画像診断
2)脳波検査
3)心理検査(知能検査、性格検査)
4)BPRS, HAM-Dなどの精神症状評価尺度
5)認知機能検査
基本的な
精神科治療法
一 般 目 標 (GIO)
精神疾患の治療法について知識、態度、技能を修得して、実施できる
到 達 目 標 (SBO)
1)薬物療法(抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬など)
2)支持的精神療法
3)心理社会療法
4)認知・行動療法
5)電気けいれん療法
6)リエゾン・コンサルテーション(身体科との連携)
7)自殺企図患者への対応など精神神経科救急治療法
8)社会生活技能訓練(SST)、精神神経科リハビリテーション
精神科リハビリ一 般 目 標 (GIO)
精神科リハビリテーションや地域支援体制を経験する
到 達 目 標 (SBO)
1)精神科デイケア(ナイトケア・デイナイトケアを含む)を経験する
2)訪問看護・訪問診療を経験する
3)社会復帰施設・居宅生活支援事業を経験し、社会資源を活用する技術を身につける
4)地域リハビリテーション(共同作業所、小規模授産施設など)を経験し、医療と福祉サービスを一体的に提供する技術を身につける
医療記録一 般 目 標 (GIO)
チーム医療や精神保健福祉法との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理できる
到 達 目 標 (SBO)
1)診療録(退院時サマリーを含む)を適切に記載し管理できる
2)処方箋、指示箋を作成し、管理できる
3)医療保護入院などの入院時の手続きと書類の作成を行うことができる
4)身体拘束、隔離などの記載を適切に行うことができる
5)入院形態の変更の手続きを適切に行うことができる

B.経験すべき症状・病態・疾患

1 頻度の高い症状

1)不安・パニック
2)抑うつ
3)不眠
4)社会恐怖
5)心因性疼痛
6)幻覚・妄想
7)認知症
8)けいれん発作
9)頭痛

2 緊急を要する症状・病態

1)ショック
2)意識障害
3)急性中毒
4)精神科領域の救急、特に自殺企図

3 経験が求められる疾患・病態

A:疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出すること
B:疾患については、外来診療または受け持ち入院患者(合併症含む)で自ら経験すること

精神・神経系疾患

1症状精神病
(A)2認知症(血管性認知症を含む)
   3アルコール依存症
(A)4気分障害(うつ病、躁うつ病)
(A)5統合失調症(精神分裂病)
   6不安障害(パニック症候群)
(B)7身体表現性障害、ストレス関連障害