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2年次選択科目 鹿沼病院(精神科)臨床研修プログラム

ここでの精神神経科の研修は、主要な精神神経科疾患の医学的知識を習得し、他医師や、他職種との連携をうまくとれるようになることを目的としている。また、患者は常に生物医学的・心理社会的な存在であることを理解し、その治療にあたってはこれらの包括的アプローチが重要であることを体験的に学習する。

 

1.研修施設

特定医療法人清和会 鹿沼病院
〒322-0002 栃木県鹿沼市千渡1585-2
TEL 0289-64-2255 FAX 0289-64-2259

2.研修期間

2年次の1か月間

3.指導体制

指導責任者:院長 駒 橋   徹

4.研修内容

1) 外 来 指導医の指導下で外来診療を行い、精神科診断法、治療法を研修する。
2) 病 棟 指導医の監督下で、入院患者の担当医として自覚を持って研修に当たる。
3) その他 各種カンファレンス、クルズス等に参加する。

5.研修目標

全ての研修医が、研修終了後の各科日常診療の中でみられる精神症状を正しく診断し、適切に治療でき、必要な場合には適時精神科への診察依頼ができるように、主な精神疾患患者を指導医と共に受持ち医として治療する。具体的には以下のような目標が挙げられる。

1)一 般 目 標(GIO)

1 プライマリ・ケアに求められる、精神症状の診断と治療技術を身につける。
(ア) 精神症状の評価と記載ができる。
(イ) 診断(操作的診断法を含む)、状態像の把握と重症度の客観的評価法を修得する。
(ウ) 精神症状への治療技術(薬物療法,精神療法,心理社会療法,心理的介入方法)の基本を身につける。

2 医療コミュニケーション技術を身につける。
(ア) 初回面接のための技術を身につける。
(イ) 患者・家族の心理理解のための面接技術を身につける。
(ウ) インフォームド・コンセントに必要な技術を身につける。
(エ) メンタルヘルスケアの技術を身につける。

3 身体疾患を有する患者の精神症状の評価と治療技術を身につける。
(ア) 対応困難患者の心理・行動理解のための知識と技術を身につける。
(イ) 精神症状の評価と治療技術(薬物療法,精神療法,心理社会療法,心理的介入方法)の基本を身につける。

4 チーム医療に必要な技術を身につける。

5 チーム医療モデルを理解する。
(ア) 他職種(コメディカルスタッフ)との連携のための技術を身につける。
(イ) 他の医療機関との医療連携をはかるための技術を身につける。

6 精神科リハビリテーションや地域支援体制を経験する。
(ア) 精神科デイケアを経験する。
(イ) 訪問看護・訪問診療を経験する。
(ウ) 社会復帰施設・居宅生活支援事業を経験し、社会資源を活用する技術を身につける。

2)到 達 目 標(SBO)

1 担当医として症例を担当し、診断(操作的診断法を含む)、状態像の把握と重症度の客観的評価法を修得する。

2 向精神薬(抗精神病薬,抗うつ薬,抗不安薬,睡眠薬等)を適切に選択できるように臨床精神薬理学的な基礎知識を学び、臨床場面で自ら実践できるようにする。同時に適切な精神療法、心理社会療法(生活療法)を身につけて実践する。

3 家族からの病歴聴取、病名告知、疾患・治療法の患者家族への説明を実践する。

4 病期に応じて薬物療法と心理社会療法をバランスよく組み合わせ、ノーマライゼーションを目指した包括的治療計画を立案する。

5 コメディカルスタッフや患者家族と協調し、インフォームド・コンセントに基づいて包括的治療計画を実践する。

6 訪問看護や外来デイケアなどに参加し地域医療体制を経験するとともに、社会復帰施設を見学して福祉との連携を理解する。

7 心身医学的診療を修得する。

3)経験目標

経験すべき診察法、検査、手技

(1)基本的な精神、身体診察法
・精神面での診察ができ、診療録に記載できる

(2)基本的な臨床検査
・打聴診
・X線CT検査
・神経生理学的検査(脳波など)

6.経験が望まれる症状

(1)頻度の高い症状

不眠
不安、パニック
抑うつ
社会恐怖
心因性疼痛
せん妄
認知症
幻覚妄想
けいれん発作

(2)緊急を要する症状、病態

意識障害 精神科領域の救急、自殺企図など

7.経験が求められる疾患・病態

精神・神経系疾患

1症状精神病(せん妄)
(A)2認知症(血管性認知症を含む)
  3アルコール依存症
(A)4気分障害(うつ病,躁うつ病)
(A)5統合失調症(精神分裂病)
  6不安障害(パニック症候群)
(B)7身体表現性障害,ストレス関連障害

8.基本的なプログラム案

1)毎日の午前

外来診療;
新患の予診と陪席
(医療面接技術の修得,精神症状の診断と治療技術の修得,医療コミュニケーション技術の修得,包括的治療計画の立案及び実践)

2)毎日の午後

入院診療;
A疾患の入院患者数名を受け持つ
(チーム医療に必要な技術の修得,心理検査・脳波検査・頭部画像診断を経験し結果を判断する技術の修得,基礎的なリエゾン精神医学の修得)

3)時に クルズス;

主に、受け持った症例の理解に役立つようなクルズスを予定している。

4)随時 (時間がとれるとき)

精神科デイケア活動に参加,訪問看護師・精神保健福祉士との同行訪問(地域支援体制)、作業療法・SST等リハビリテーション活動を体験する、社会復帰活動・医療連携等を体験する。