成人部門では悪性疾患に重点をおいています。治療法は腫瘍が残ることがないように確実に切除することが基本ですが、病変の状態は個人ごとに異なるため、症例ごとに切除範囲が異なってきます。このため、消化器癌症例(食道癌、胃癌、大腸癌)に対しては、当科で術前の拡大内視鏡・超音波内視鏡検査、造影検査を行って安全な切除範囲を決定しています。またPETやCT、MRIなどの画像も併せリンパ節転移や遠隔転移も診断しています。これらにより、手術前に腫瘍の正確な存在部位、腫瘍の深達度(腫瘍がどれぐらい深く入り込んでいるかどうかの診断)やリンパ節転移があるかどうかを判定し、最適な手術法を選択しご提供しています。また、乳癌手術ではPET検査と手術中のセンチネルリンパ節生検を行うことで、正確な癌の広がりを診断ています。これにより、できるだけ少ない切除範囲で手術を行うことが可能となり最短5日間の入院で治療が可能となっています。
腹腔鏡下手術・腹腔鏡補助下手術(胃癌・大腸癌)
手術侵襲を低減するための腹腔鏡下手術や腹腔鏡補助下手術では、侵襲が少ない一方で確実な切除が行えない場合や、血を止める処置により腫瘍細胞を散らしてしまう欠点があります。このため、消化器癌に対しての腹腔鏡を用いた手術は、適応を厳密に判定したうえで行っています。腹腔鏡手術を行えない症例でも、小切開手術や神経温存手術を行い、術後のQOLの向上に努めています。
乳腺疾患
乳癌の手術で、腫瘍が残らず切除でき、再発の可能性が低い症例に対しては、美容面にも配慮して縮小手術や形成(再建)手術を行っています。また、乳房温存手術も積極的に行っています。
小児外科
最近、細い腹腔鏡が開発されたために、小児部門においても侵襲の低減を目的に細径腹腔鏡を用いた鏡視下手術を積極的に応用しています。
その他 英語・スペイン語の話せる医師もおります。詳しくは、第一外科サイトをご覧ください。 |