女性医師支援センター 〜ワーク・ライフ・バランス〜
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ごあいさつ

 最近の医師国家試験では合格者の3割を女性が占めるようになり、本学でもこの10年間、女子学生の割合は33〜42%で推移しております。女性医師が増加しているその一方で、女性医師が医師としてのキャリアと家庭生活などを両立していく困難さについては認識されはじめてはいるものの依然として存在し続けています。女性医師が働き続けるためには、「仕事」と「家庭・子育て」とのワークライフバランスを保ち続けることが重要なポイントになります。仕事の達成感と家庭・子育ての喜びがなければ、仕事を続けるモチベーションを保つことは困難でしょう。
 
 医師不足や医師の偏在ならびに医師の労働環境の悪化が指摘されている中、よりよい医療を実現するためには男性医師・女性医師の両方の視点が切望されます。女性医師支援は女性だけでなく医師全体の支援でもあります。育児や介護が必要な男性医師にも短時間勤務などの支援が必要です。したがって、女性医師が生涯にわたりその能力を十分発揮できるためのシステムを構築するとともに、キャリア形成について真剣に考えることは、医療を提供する側・受ける側、そして地域や社会全体にとっても極めて重要な課題であると考えます。仕事と生活の調和のとれた働き方ができる職場をめざして、共に考え協働していきましょう。
 
 女性医師支援センター内には、授乳ができるスペースや子供を見守りながら仕事ができるスペースを設けました。公募で“クローバー”というすてきな名前がついたサロンです。様々な情報交換の場にも活用していただきたいと思います。
 獨協医科大学病院女性医師支援センターは、これから皆様とともに歩み始めます。どうぞあたたかいご指導とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
獨協医科大学病院女性医師支援センター
センター長 望月善子
 女性の社会進出はめざましくなっておりますが、女性の年齢別階級別就業率は35歳から39歳がM字型カーブのボトムとなっています。医療の現場も同様で女性医師においての30代は自分の専門分野を究め、医療の中核を担うべき重要な時期であると同時に子育て等の家庭との両立に向き合う大変な時期でもあります。さらに高度かつ緊急を要する大学病院での勤務は激務に等しく、多くの医師がフェイドアウトし、休職、退職に追い込まれているのが現状です。この度、当院にも女性医師支援センターが開設されることとなりました。仕事はやめたくない、しかしこれまでと同じ条件で働くことは難しいと考えている女性医師が仕事と家庭のバランスをうまくとりながら、キャリア継続ができるよう勤務環境の改善、子育て支援、さらに復職支援等多方面から支援してまいりたいと考えております。また、女性医師の継続支援には病院全体の意識改革が必要です。病院の意識啓蒙にも力を注ぎ、栃木県の獨協医科大学病院女性医師支援センターとも協力し、センター発展に寄与してまいりたいと考えております。
獨協医科大学越谷病院女性医師支援センター
センター長 小林さゆき