センター概要

Info-CRDは慢性呼吸器疾患予防管理WHO協力センターの事業です

慢性呼吸器疾患予防管理WHO協力センター(WHO Collaborating Centre of Prevention and Control of Chronic Respiratory Diseases/Dokkyo University, DU-WCC)は2006年秋に、名前のように、慢性呼吸器疾患の予防、コントロールを目的として獨協医科大学に設立されました。世界に2つあるセンターの一つです。慢性呼吸器疾患は増加しつつあり、近い将来世界の健康への重大な脅威になるからです。

Info-CRDは慢性呼吸器疾患の予防・コントロ-ルの情報を広く知らせることを目的とした、ホームページです。

はじめに
Info-CRDは、一般臨床医、研修医、ナース、薬剤師を対象に、日本における成人喘息、小児喘息、COPDの現状と治療を最新のガイドラインに準拠して提示してゆきます。成人喘息疾患・小児喘息疾患に分けて示してあります。
このInfo-CRDは“User-Friendly Guides”の第一歩であり、今後その目的に向かって改訂されます。
本WHO協力センター(DU-WCC)の担当地域であるアジア太平洋を対象に、今後、英文のInfo-CRDを作成予定です。
慢性呼吸器疾患の薬物療法の進歩は著しいものです。よって、本ホームページの末尾に、現在、本邦で使用できるの喘息、COPDの治療薬の表があります。
Info-CRDは厚労省研究班(班長須甲松信)と慢性呼吸器疾患予防管理WHO協力センターとの協力によるものです。
将来の展望
慢性呼吸器疾患は低―中所得発展途上国のみならず高所得先進国に置いても増加しつつあり、患者およびその家族のみならず地域での負担となっている。CRDの中でも喘息とCOPDは当面の重要な課題である。
喘息の治療は著しく進歩したが、医療の供給が不充分な地域ではその恩恵を受けられず喘息死の防止はなお重要な問題である。先進国では人口の高齢化によりこの年齢層に喘息死が起こっている。喘息では薬物療法の進歩に比べて、発症予防の実際的な方法は確立していない。今後のテーマであろう。
COPDは喫煙の蔓延、特に、若年者と女性での喫煙率の増加は、近い将来の喘息児の増加、やや遠い将来でのCOPDと肺がんの増加を加速するであろう。経済的発展による人口の高齢化、タバコ消費の増加、屋外屋内大気汚染はCOPDの増加因子である。COPDによる早期の勤労制限は地域の経済的発展を阻害する。また、呼吸不全に陥った人々の医療は予想を越えることが日本の研究で明らかになっている。禁煙は確立された発症抑制の手段であり、発病後も呼吸機能の低下を抑制できる。タバコ消費の低下による負の経済効果は、将来の医療費削減のプラスの経済効果である点を強調したい。
編集
慢性呼吸器疾患予防管理WHO協力センター(DU-WCC 獨協医科大学) 牧野 荘平
厚生労働省研究班 須甲 松信(東京芸術大学 保健センター)
Info-CRD作成委員
Info-CRD Working Group(順不同、敬称略)
牧野 荘平(DU-WCC 獨協医科大学)(成人喘息担当)
須甲松信(東京芸術大学保健センター)
福田 健(獨協医科大学呼吸器アレルギー内科)
相澤久道(久留米医科大学、第一内科)(COPD担当)
大田 健(帝京大学内科)
吉原重美(獨協医科大学小児科)(小児喘息担当)
事務局
Liaison officer Clyde Ito (DU-WCC)
慢性呼吸器疾患予防管理WHO協力センター
獨協医科大学
〒321-0293
栃木県下都賀郡壬生町北小林880
TEL:0282-86-1111(代)
e-mail: WHOCC-CRD@dokkyomed.ac.jp