雷鳴 第47回文化会創作研究発表会
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軽音楽部 - 8 - 部長 入澤篤志 主将 亀森唯希 軽音楽部は、今回の雷鳴祭で6月1日・2日の2日間公演を行います。既存のバンドに加え、今年から入った新入部員と2〜4年とで構成される新歓バンドでの発表が行われます。 今回ライブを開催するにあたり、軽音楽部とはどのような部活であるのかを紹介したいと思います。まず軽音楽部の主な活動として、1番に楽器の演奏が挙げられます。まず入部後に、ギターやベース、ドラムやキーボードといったパートから各々の希望するパートを選び、好きなバンドをコピーすることから軽音部の活動が始まります。バンドの編成からそのバンドの個性が出始め、ギターボーカルなのかピンボーカルなのか、キーボードを入れるのか入れないのかなど、既存のバンドをコピーするだけでも、少しずつ違いが生まれます。コピー曲の決定は、そのバンドのレベルに合わせて行うのですが、この選曲もなかなかクセがあります。盛り上がる曲をやりたいけど難易度が…、とか、ファン的にはマイナーな曲もやりたい…、なんて想いがメンバー間で交錯するわけです。たまに想像以上に上のレベルを選択してしまい、発表前にヒイヒイ言っているバンドもちらほらいます。しかし、それも含めてバンド内で一体感が生まれ、ライブ発表で表現することを通じて1つの作品に昇華されるのだと思います。このように、既存のバンドをコピーするという一見シンプルな内容でも、バンドメンバーでそれを1つの作品として作り上げるという貴重な体験になります。この貴重な体験を「趣味」として楽しんでいるのが部員たちです。 軽音楽部は、総部員数100人という大人数で活動しています。2020年の新型コロナウイルスの大流行によりライブ開催ができなかった時代を経て、昨年頃から徐々にライブの頻度を増やし、部内の活気を取り戻しつつあります。今回の雷鳴祭や獨医祭といった学内の発表だけでなく、ライブハウスなど外部施設を利用したライブや他大学との合同ライブを積極的に企画し、部員のモチベーションに繋がる活動をしています。部員たちは皆、音

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