獨協医科大学 保健センター年報2022 年度
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保健センター長 菅原 典夫 務に係る数値は、この感染症の出現前とほぼ遜色のないものであり、日々変わりゆく環境においても粛々と業務が遂行された記録とも言えます。この感染症の影響が終息するには未だに時間を要する模様で、病院を有する医科大学の一員として、世間一般の水準よりも高い自己管理が求められることに変わりはありませんが、本年度は従前のように政府主導で行動制限が発令されることもなく、ポストコロナと呼ぶべき時代を予感するところでもあります。感染症への対応が続く一方で厚生労働省からは、新しい国民健康づくり運動である健康日本21 ( 第三次 ) が策定され、令和 6 年度から実施される見通しです。掲げられている目標は多岐にわたっておりますが、一定以上の睡眠時間を有する人の割合を高めることも盛り込まれているようで、私たちの働き方も含めた視点での新しい健康管理が求められているようです。 今後も保健センターでは、学生・職員が健康または安全な状態で学業や勤務に邁進できるよう、日々取り組んで参ります。本誌をご高覧いただき、当センターへのご提言、ご教示等いただければありがたく存じます。これからも本センターへの温かいご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 -1-巻頭言 2022 年度、獨協医科大学保健センターの年報をお読みいただき、ありがとうございます。本年度は、COVID-19 の第 7 波と第 8 波を経験し、連日のように感染者数の記録更新が報じられましたが、本学においては病院・学内の関係各位のご協力により、学びの場あるいは働く場としての大学の機能を守ることが出来ました。100 年に 1 度とも形容される COVID-19 の影響ではありますが、この年報にみられる健康診断、予防接種、カウンセリングなどの心理支援といった業

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