令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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実践看護学演習Ⅱ(地域看護学) 科目名・英名 Seminar on Practical Nursing Ⅱ(Community Health Nursing) 教員名 守田 孝恵、大野 佳子、桐生 育恵 単位数 4単位 関心のある領域やテーマに関する文献を多数かつ丁寧に読解することで、①研究成果を実践に活用できる、②その領域やテーマに関する最新の知見を得る、③研究テーマを見いだす、などのメリットがある。これらのいずれも専門家として備えるべき要件である。 本科目は、文献を構造的に読解するための基礎的な能力を養うことを目的とする。具体的には、院生の関心に沿って、テーマを選択履修し、グループ別に授業を進める。授業の進め方として、院生が解読する文献を検索し、それをプレゼンテーションし、その後、討論を通して当該研究に対する理解を深める。また、研修会、研究会、学会等へも参加する。 科目概要 ここでは、地域看護活動(個人、家族、集団への援助、地区診断、地域ケアシステムの構築など)に関するテーマを取り扱う。 看護現象を科学的に分析・評価し、文献を構造的に解読する基礎的能力を習得する。 看護学を発展させるための基礎的研究能力を習得する。 授業目的 国内外の文献講読を通して次にあげることができる。 1. 関心ある文献を検索し、入手する。 2. 文献を構造的に読解し、プレゼンテーションする。 3. プレゼンテーション内容について、討論を通して深め、広げる。 4. 研究論文をクリティークする。 5. プレゼンテーションや討論を通して研究課題を明確にする。 6. 研究課題に適するデータ収集・分析方法を探求する。 到達目標 回 1 オリエンテーション 2-30 文献クリティークするための基礎知識 文献クリティークの実際 授業計画 31-59 まとめ 60 授業外における学習・時間 毎回の授業につき3 時間の学習を要する。 授業への参加度(授業準備と積極性)20%、プレゼンテーション30%、ディスカッション30%、レポート20%により評価する。 1. 横山美江 編著. よくわかる 地域看護研究の進め方・まとめ方:保健事業の企画立案から評価への効果的な活用を評価方法 めざして. 医歯薬出版株式会社,2010 テキスト・参考書 2. 横山美江 編著. よくわかる 看護研究の進め方・まとめ方 第3版. 医歯薬出版株式会社,2017 その他、授業中随時紹介する。 履修上の注意 主体的な取り組みを期待する。 質問への対応 (オフィスアワー・Email) オフィスアワー:12 時~13 時(水曜日) Email: 守田 孝恵 t-morita148@dokkyomed.ac.jp、大野 佳子 y-oono182@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 - 101 - 選択 開講年次 授業の進め方 研究や論文に関する成書を題材に、院生が主体的に抄読会を開催する。 履修者は、地域看護学に関する内外の文献を関心に沿って検索入手し、プレゼンテーションを行う。その後、討論を通して内容を深め、広げる。 授業は、文献プレゼンテーション者が主となって、発表と討論に責任を持って運営する。 第1回目の授業後、履修者間でプレゼンテーションの順番を決め、スケジュール表を作成し、参加者全員に配付する。 <発表方法及び発表者の役割> 1. 発表者は授業1週間前に参加者全員に文献を配付する。 2. 発表者は発表授業時必要な資料を全員に配付する。 3.資料は発表する研究論文を構造的にまとめ、わかりやすい内容として作成する。 4.発表後、発表内容について全員で討論する。 <授業参加者の役割> 1.事前に必ず発表文献を精読する。 2.討論は積極的に参加する。 文献クリティークから得られた成果と地域看護実践力についてまとめる。 1年次/通年 授業形態 授業内容 科目区分 専門科目 演習 担当者 守田 孝恵 大野 佳子 桐生 育恵 1 コマ/3 時間

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