令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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3.科目の配当年次 - 127 - (15)精神看護学実習Ⅵ(慢性期精神看護) 本実習は慢性期精神看護分野に関連した実習である。慢性期精神看護分野に卓越した高度実践を行えるように、実践・教育・相談・調整・研究・倫理調整の専門看護師の実践を行いながら、看護に新しい手立てを必要とする事例(困難事例)に対して、これまでの講義、実習を通して学んだ知見や治療法を活用して、ケースマネジメントができるように展開する。 精神障害者の地域包括ケアにおける病院および社会復帰施設の特徴を踏まえて、スーパービジョンを受けながら介入計画を実施し、ケース理解を深め、提供した看護介入を評価することで、より専門的な高度看護実践能力を習得する。 (16)課題研究 精神看護学の講義や演習、そして実習から、自分の関心事について文献検討を進める。例えば、精神看護学の専門的な知識や技術、ケアの質の改善、事例への看護介入、在宅ケアの改善策などを導くために、現時点で、妥当、かつ有効な研究方法を検討し、研究計画書を立案する。 共共通通科科目目AAは、論文コースと共通の科目で1・2年次に配当する。「看護研究Ⅰ(概論)」、「看護研究Ⅱ(量的・質的研究)」は課題研究のための基礎知識として履修することを推奨する。ただし、看護研究Ⅰ・Ⅱの2科目で2単位を認定する。また、生命倫理、看護倫理も2科目の取得で1単位を認定する。 共共通通科科目目BBは、医学系の基礎科目ですべて必修である。これらは専門科目を学修する上での基礎知識であり、すべて1年次に配当する。共通科目の選択科目は1・2年次に取得できるよう配当する。 専専門門科科目目の特論はすべて1年次から2年次前期に配当する。演習科目は特論の授業を踏まえ、1年次後期から2年次前期に配当する。 実実習習科科目目は、専門看護師コースでは最も重要な必修科目であり単位数も10単位であることから1年次後期から2年次通年として配当する。 課課題題研研究究は、これまでの臨床経験の中から強く動機づけられた課題を研究としてまとめ上げるため、研究計画書の作成、必要に応じて倫理委員会への申請手続きを行い、論文としてまとめ、発表する一連の過程を展開することから2年次通年として配当する。

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