令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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医学教育の現況と今後 - 133 -看護教育学 Nursing Education 科目名・英名 教員名 金子 昌子 単位数 2単位 必修・選択 看護専門職にとっての教育的役割は、看護実践や後輩育成において重要不可欠である。 本科目では、教育の定義や本質、教育学における基本概念や理論を学ぶ。さらに、医学教育の現況を参考に、基礎教育、継続教育、卒後教育の関連およびこれらの現状と課題、看護管理における看護教育の位置づけを理解し、看護専門職業人としてのキャリア開発のあり方について探求する。 科目概要 看護や教育の実際の場面で教育活動に活用するため、看護教育の変遷や教育理論、教育方法について理解する。看護職者および関連する多職者の中で専門的立場から役割を発揮し、教育的能力を養う。 授業目的 1.看護教育の歴史的変遷を説明する。 2.教育心理学、学習心理学における学習理論を説明する。 3.医学教育・看護学教育の現況と課題を説明する。 4.専門職のキャリア発達における教育について説明する。 到達目標 回 看護教育制度の変遷 1 学習理論① 2 学習理論② 3 4.5 授業展開の基本(1) 授業展開の基本(2) 6 授業 成人教育 計画 7-8 現任教育、継続教育、卒後教育の 現状と課題 9-10 11 継続教育 12-13 14-15 まとめ 教育心理・学習心理における学習理論:連合理論、ピアジェの発達理論、社会構成理授業外における論、状況に基づく学習理論、情報論的学習理論、組織学習論について、事前学習する。 学習・時間 看護教育学に関する基礎的な理解が本履修には不可欠であるため、以下の参考書を読んでおく。 授業への参加度(準備性・積極性)50%、レポ-ト50%の割合で評価する。 評価方法 1.杉森みど里 他(2006):看護教育学, 医学書院. 2.堀 薫夫他(2008):成人教育の現代的実践,鳳書房. 3.パトリシア ベナー他、早野ZITO 真佐子訳2011):ベナー ナースを育てる,医学書院. 4.藤岡完治(1994):授業設計ワークブック,医学書院. 5.梶田叡一(1993):教育評価,有斐閣双書. 6.中原 淳(2010):職場学修論 東京大学出版会. 7.目黒悟(2010):看護教育を拓く授業リフレクション,メヂカルフレンド社. その他、随時紹介する。 テキスト・参考書 履修上の注意 講義形式の授業にも積極的に質問、討議に参加することを望む。 質問への対応 オフィスアワー:原則として毎週水曜 12 時10 分~13 時 E-mail:s-kaneko@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 (オフィスアワー・Email) C N S:選択 単元主題 論文:選択 開講年次 看護教育の歴史的な変遷、指定規則と大学設置基準及びカリキュラムの変遷を紹介する。 学習理論の自己学修を通して理解を深め、ディスカッションに臨む。 自己学習課題 教育心理・学習心理における学習理論:連合理論、ピアジェの発達理論、社会構成理論、状況に基づく学習理論、情報論的学習理論、組織学習論について、事前学習する。 授業の形態、教育方法、教授方略、授業設計と指導計画:指導計画を作成し模擬授業を展開する準備を行う。 成人教育について、発達を通して探究する。ペタゴジーとアンドラゴジーの看護ケアとクライアント教育ケアとしての教育 現任教育、継続教育、卒後教育の現状と課題を学習者個々の立場で提示する。 Patricia Benner の Dreyfus Model を参考に、基礎教育からの看護専門職のキャリア発達における教育について探究する。 継続教育の取り組みの実際と課題 基礎教育、専門医教育の医学教育の現状を理解し、専門職教育についての課題や対策を探究する。 模擬講義のプレゼンテーション 1・2年次/前期 授業形態 講義・演習 授業内容 科目区分 共通科目 担当者 金子 昌子 ゲストスピーカー 金子 昌子 金子 昌子 1 コマ/30 分

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