- 152 -(オフィスアワー・Email) 遺伝子診断と疾患の分子生物学 Molecular Biology of Genetic Diagnoses and Disorders 科目名・英名 教員名 小西 敏子、須坂 洋子 単位数 1単位 必修・選択 種々の疾患の病理・病態を正確に捉えることは重要である。これらの疾患は近年の基礎・臨床医学の進歩科目概要 により、病理・病態を分子レベルで理解することが肝要になっている。そこで本科目では、分子生物学の基礎知識を習得し、生体の構造や機能を規定しているDNA に対する興味関心を養うとともに、疾患に関連した遺伝子の機能および遺伝子診断の原理や問題点について考究する。 授業目的 種々の疾患を分子生物学的に理解し、遺伝医療を利用する人・遺伝的課題をもつ人に対する高度な看護実践を学び、最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践のための知識を修得する。 1.細胞の基本構造を説明できる。 2.遺伝情報の伝達様式を説明できる。 3.分子・遺伝子検査の原理について説明できる。 4.遺伝医療を利用する人・遺伝的課題をもつ人への看護を例示できる。 5.遺伝医療の倫理的課題について説明し、検討することができる。 到達目標 回 ガイダンス・分子生物学序論 1 2 染色体異常の解析 3 周産期の遺伝学的検査 単一遺伝子疾患(神経筋疾患) 生殖細胞系列の遺伝学的検査および遺伝性神経筋疾患と 授業 計画 4 5 単一遺伝子疾患(遺伝性腫瘍) コンパニオン診断や遺伝性腫瘍とその看護について学ぶ がんゲノムプロファイリング 検査 多因子疾患 direct-to-consumer遺伝子検査 6 7 8 遺伝医療と倫理的課題 授業外における 事前学習として、指示されたテキストの該当部分を事前に読むこと。事後学習は、配布資料 や視聴覚教材を視聴し、疑問点がないようにすること。 学習・時間 授業への参加度50%、レポート50%で総合的に評価する。 評価方法 テキスト:「遺伝/ゲノム看護」,有森直子ら編,医歯薬出版,2018年 テキスト・参考書 参考書:「トンプソン&トンプソン遺伝医学 第2版」,福嶋義光監訳, メディカル・サイエンス・インター履修上の注意 履修生には積極的な授業参加を希望します。 質問への対応 オフィスアワー:月~金 12:00~13:00 メールでの質問も受け付けます h-susaka@dokkyomed.ac.jp C N S:自由 単元主題 「新 遺伝医学やさしい系統講義」,福嶋義光監修,メディカル・サイエンス・インターナショナ ル,2019年 本学ビデオ教材「遺伝/ゲノム塾」全15本 ナショナル,2017年 ほか 論文:選択 開講年次 遺伝子の構造と機能など分子生物学の基礎を学ぶ 染色体の検査法や染色体異常とその看護について学ぶ 無侵襲的出生前遺伝学的検査やその看護について学ぶ その看護について学ぶ がんゲノムプロファイリング検査とその看護について学ぶ 多因子疾患およびdirect-to-consumer遺伝子検査について 学ぶ 遺伝医療における倫理的課題について学ぶ 1年次/後期 授業形態 授業内容 科目区分 共通科目 講義 担当者 小西 敏子 須坂 洋子 須坂 洋子 1 コマ/30分
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