－ 162 －地域感染制御保健学特論 科目名・英名 Community health and Infection control 教員名 丸山 良子 単位数 2単位 地域には易感染性の高齢者、慢性疾患患者など基礎疾患を持ちながら在宅療養や施設などに入居している対象者が増加している。とくに近年、高度医療によって外来での治療が可能になったがん患者、臓器移植後、後天性免疫不全症候群などの免疫機能の脆弱性による感染ハイリスク患者が存在する。今後、地域における感染科目概要 防御対策は現在よりもさらに重要な課題になると考えられる。そこで本科目は地域における感染症対策の課題や危機管理システム、感染疫学、地域保健における感染予防のための教育活動などについて学び、地域医療に貢献できる専門看護師としての能力を修得する。 地域における感染防止対策と地域医療に貢献できる感染専門看護師の役割を理解する。 授業目的 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を習得する。 1.県・市町村における感染の危機管理システムを理説明できる。 2.在宅療養者や高齢者施設等、中間施設入居者の感染症の実態を把握することができる。 到達目標 3.病院入院治療から在宅療養に移行した慢性疾患患者等の感染防御対策が理解できる。 4.地域に発生した感染症事例から、地域を対象とした感染拡大の防止と危機管理における感染症専門看護師の必要性を学ぶ。 回 1 ガイダンス 2 地域における感染制御の実際 栃木県における健康危機管理（感染症、食中毒、飲料水等）と保健行政 3-4 栃木県内地域の感染管理における看護師、保健師の役割 授業 5-6 計画 病院と地域の連携 7-8 感染疫学の基礎と実際 9-14 15 まとめ 授業外における事前学習を積極的に行うこと。 学習・時間 授業への出席 (30%)、授業参加の状況 (30%)、課題・レポート (40%) で総合的に評価する。詳細については最初の授業で説明する。 評価方法 ﾃｷｽﾄ・参考書 必要に応じて適宜提示する。 履修上の注意 授業への積極的な参加を求める。 質問への対応 オフィスアワー: 火曜日13:00〜16:00 （ｵﾌｨｽｱﾜｰ・Email） E-mail: r-maruyama@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 地域における感染看護専門看護師の役割と展望 医療関連感染と地域連携感染制御システム ・患者発生時の対応 ・感染症発生動向調査と医療機関への情報の発信 ・結核予防対策の推進のための健康診断と療養生活指導 ・HIV・性感染症の抗体検査の実施と相談体制の充実・肝炎ウイルス感染に関する相談指導と検査の実施 等 ・感染症の予防に関する知識の普及 ・感染症発生時の医療機関や学校などとの連携による応 ・結核発生予防と結核患者の早期発見 ・HIV・性感染症の予防と正しい知識の普及活動 獨協医科大学地域医療連携センターの機能と継続看護による在宅での感染対策とケア 感染症の疫学の基礎と感染症発生の把握 1. 在宅療養者の感染症の実態と課題 2.老人福祉施設等、中間施設の入居者の感染症の実態と課題 3.在宅療養者や老人福祉施設等の入居者の感染対策と専門看護師の役割 科目区分 1年次／後期 授業形態 授業内容 専門科目 講義 担当者 丸山 良子
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