- 163 -感染看護管理学 科目名・英名 Nursing Administration of Infection control 教員名 丸山 良子、藤澤 隆一、齋藤 道子 単位数 2単位 医療関連感染は医療の高度化や対象患者の高齢化、在宅看護への移行などに伴い、今後さらに増加することが予測される。これらの感染予防と治療処置・看護ケアに伴う感染管理は対象となる患者の療養生活上のQOL維持向上に重要である。本科目では、医療器具関連感染の管理、医療別感染予防管理について最新の知見を学ぶ。また、感染管理として典型的な感染症のみならず、O157、麻疹、SARS、新型インフルエンザ、新型コロナ等のパンデミック、エンデミックな感染事例を通して感染の制御、改善のための対策、監視システム、関連法規を学び、専門看護師としての管理能力を養う。 科目概要 授業目的 医療関連感染の発生機序を理解し、その予防と管理を行うために必要な知識と看護の役割を修得する。 1.医療関連感染の発生機序がわかる。 2.医療器具関連感染の予防と部門別の感染予防対策を理解できる。 到達目標 3.国内外で過去に発生した感染症アウトブレイクの事例を検証できる。 4.感染症法および感染症サーベイランス方法の意義を学び、専門看護師としての役割がわかる。 5.専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 回 ガイダンス 医療関連感染と対策 1-8 授業 計画 感染対策の実際、サーベイランス 9-15 授業外における資料作成、プレゼンンテーションの準備など十分に行うこと。 学習・時間 授業への出席(30%)、参加の状況(事例、作成資料、討論など)(30%)、 課題レポート(40%)を総合的に評価する。課題レポートについては授業時に提示する。 評価方法 テキスト・参考書 必要時に応じて適宜提示する。 履修上の注意 積極的な参加を求める。 質問への対応 オフィスアワー:火曜日13:00〜16:00 (オフィスアワー・Email) E-mail: r-maruyama@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 1.医療関連感染の発生機序と感染予防 2.医療器具関連感染の発生機序と医療処置 3.最新の医療別感染管理と対策および医療処置 1.感染症の監視システム、感染症発生状況の把握法の基礎 2.各種感染症のアウトブレイク事例の分析および看護の役割 3.感染関連法規とサーベイランス 科目区分 1年次/後期 授業形態 授業内容 専門科目 講義 担当者 丸山 良子藤澤 隆一 齊藤 道子
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