- 172 -慢性看護学特論Ⅰ(慢性病者の行動理解) 科目名・英名 Advanced Lecture of Chronic Illness and Conditions NursingⅠ 教員名 鈴木 珠水 単位数 2単位 慢性病者と慢性病に起因する障がい者(以下、慢性病者に含む)や家族が抱える慢性病特有の複雑で解決困難な問題および慢性病をもつ人の行動理解に役立つ病の軌跡、セルフケアとセルフマネジメント、障がい受容、自己効力感、エンパワーメント、スティグマとレジリエンスなどの諸理論を学修する。 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」を培うために、慢性病者の行動理解について、諸理論を学修する。 1.慢性病者とその家族を理解する上で基盤となる哲学及び理論や概念を学修する。 2.慢性病者が慢性病と折り合いをつけ、慢性病と生きることの意味について考察する。 科目概要 授業目的 到達目標 回 ガイダンス 1 2-3 慢性病について 慢性病者と発達 4 5 慢性病の慢性性、病みの軌跡 病気や障がいとの折り合い 6 7 慢性病者とボディイメージ 授業 計画 8 慢性病者とスティグマ/レジリエンス ・慢性病者の体験を学修する。 慢性病者・障がい者とICF モデル 9 10 慢性病者とセルフケア/セルフマネジメント 慢性病者の目標設定 11 12 慢性病者の行動変容とトランスセオレティカル理論 慢性病者の行動変容と自己効力感、エンパワーメント 慢性病者の家族 13 14 まとめ 15 授業外における 慢性病者の行動理解について、諸理論を事前に学修して臨むこと。授業ごとに1 時間は確保する。 プレゼンテーション30%、レジュメ20%、参加態度20%、最終レポート30%で評価する。 レポート課題については授業時に提示する。 学習・時間 評価方法 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 ・慢性疾患看護専門看護師のカリキュラムにおける本科目の位置づけと構成、授業の進め方、学習方法、評価方法についてオリエンテーションを行う。 ・慢性病看護の特徴と近年の動向について学修する。 ・慢性病について学修する。 ・成人期(青年期、壮年期、向老期)、老年期の各期の特徴と課題を理解し、慢性病による発達への影響について学修する。 ・慢性病者の体験を病みの軌跡を通して学修する。 1. 衝撃状態にある患者 2. 拒否状態にある患者 3. 絶望状態にある患者 4. 承認状態にある患者 の各状態にある病者が病気と折り合いをつけるまでの経過について学修する。 ・ボディイメージの障害を理解し、折り合いを つけてそのための看護支援を学修する。 ・ICF モデルに立脚した慢性病者・障がい者を理解しノーマライゼーションを実現するために、身体機能に加え、生活機能を視野に治療・ケアを含めた人的・物的環境の整備の意義について学修する。 ・慢性病者のセルフケアに関する看護支援について学修する。 ・慢性病者が病と共に生活するに際し、何に向かってどのように過ごしていくか、目標設定をする際の支援を学修する。 ・慢性病者の理解に向けた看護理論を学修する。 ・慢性病者の理解に向けた看護理論を学修する。 ・慢性病者や中途障がい者の家族が直面する問題を理解し、援助課題を探究する。 ・これまでの学修をもとに、慢性病者が慢性病と折り合いをつけ、生きることの意味について考察する。 1年次/前期 授業形態 授業内容 科目区分 専門科目 講義 担当者 鈴木 珠水 1コマ/1時間
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