令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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・ADL に関する動作の再獲得(移乗移動、歩行、更衣、清潔、排泄、食事など)の技術の演習を通して学習する。 - 187 -慢性看護学特論Ⅲ演習(慢性病者への支援技術) 科目名・英名 Seminar on Chronic Illness and Conditions NursingⅢ 鈴木 珠水、小西 敏子 履修生のサブスペシャリティーに適う臨床医およびメディカルスタッフ 教員名 単位数 2単位 慢性病者と慢性病に起因する障がい者(以下、慢性病者に含む)の変化する時期に対応した専門的看護支援、自己管理支援、リハビリテーション看護、ターミナルケアなどに関する理論と支援技術について演習を通して深める。 具体的には、「慢性看護学特論Ⅲ」で学修した糖尿病、脳卒中を発症した慢性病者の治療とその看護知識を基盤として、慢性病の病期に応じて使用される行動分析理論、自己決定への支援、成人教育などの専門的看護支援について演習を通して深める。また、履修者のサブスペシャリティー領域の慢性病患者に対する高度な看護支援について、事例検討、文献検討、関連学会へ参加し、得られた新たな知見を2つ取り上げ、「研究発表の概要、関心をもった理由、その支援が有効な慢性病者の病期、状態についての考察」をレポートにまとめることや、「履修生のサブスペシャリティー領域の支援技術に関する最近の研究の動向と課題」について討議することも学習方法として含める。 科目概要 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」を培うために、慢性病者の支援技術について慢性看護学特論Ⅲでの学修を基盤に、履修者のサブスペシャリティー領域に必要な高度な看護支援を探究する。 1.慢性病者の各時期(予防期、急性増悪期、慢性期、回復期、終末期)の治療を受ける慢性病者への専門授業目的 的看護支援のための技術について文献、自己の事例を通して学修する。 2.糖尿病または脳卒中、または大学院生のサブスペシャリティーに適う慢性病者の治療を受ける慢性病者への専門的看護支援のための技術について文献、自己の事例を通して学修する。 到達目標 3.慢性病者とその家族に対する倫理的感受性を高め、倫理的問題を解決する方法を学修する。 4.自己の看護事例を他者にわかりやすく伝え、慢性病者と家族への看護について分析する方法を学修する。 5.各病期にある慢性病者に対して、質の高い看護実践を行う専門看護師として役割を発揮するための基礎的能力を養う。 回 ガイダンス 1 慢性病者の治療1:内服薬 2-3 慢性病者の治療2:インスリン療法 4-5 授業 計画 慢性病者の治療3:履修生のサブスペシャリティー領域の慢性病の治療 6-7 次の8~9 回は、履修生のサブスペシャリティーによって糖尿病をもつ慢性病者または、脳卒中をもつ慢性病者のいずれかを履修する。 慢性期にある慢性病者を支援する看護技術1:血糖パターンマネージメント 慢性期にある慢性病者を支援する看護技術1: 8 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 ・カリキュラムにおける本科目の位置づけと構成、授業の進め方、評価方法を説明する。 ・文献検索、事例作成方法について ・文献講読及びクリティークのプレゼンテーションと討論について ・糖尿病患者の慢性期における食事療法、運動療法、薬物療法(内服薬)について、事例を用いて、治療内容の把握、治療選択の理由、治療変更のタイミングについて学修する。 ・糖尿病患者の慢性期における食事療法、運動療法、薬物療法(インスリン療法)について、事例を用いて、治療内容の把握、治療選択の理由、治療変更のタイミングについて学修する。 ・履修生のサブスペシャリティー領域の慢性病の事例を用いて、治療内容の把握、治療選択の理由、治療変更のタイミングについて学修する。 ・血糖パターンマネージメントを活用した支援事例の文献または自己の事例分析。 1年次/後期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 演習 担当者 鈴木 珠水 鈴木 珠水 履修生のサブスペシャリティーに適う臨床医およびメディカル鈴木 珠水 履修生のサブスペシャリティー領域の慢性病の鈴木 珠水 スタッフ 臨床医

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