令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 192 -(オフィスアワー・Email) 慢性看護学実習Ⅲ(急性増悪期・回復期・終末期/病棟) 科目名・英名 Advanced Nursing Practice for Chronic Illness and Conditions NursingⅢ 鈴木 珠水、須坂 洋子、佐藤 佳子、戸沢 智也 教員名 履修生のサブスペシャリティーに適う慢性疾患看護専門看護師または左記に 相当する看護師、履修生のサブスペシャリティーに適う慢性疾患の専門医 単位数 4 単位 必修・選択 本科目では、複雑で解決困難な問題を抱える急性増悪期、回復期、終末期にある慢性病者とその家族に対して、セルフケアの調整・再獲得または安寧な死を迎えることができるように、病状の経過及び医学的治療に関するアセスメント、看護問題の適切な把握と根拠にもとづく支援方法を用いて、治療を含む看護計画を立案し、医師、看護師、多職種と協働して、患者の看護問題を解決するための質の高い看護実践能力を学修する。 科目概要 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」をもって,慢性病者への支援を実践するために、複雑で解決困難な問題を抱える急性増悪期、回復期、終末期での支援方法を、実習を通して学修する。 1.医学的視点、看護学的視点から、患者とその家族が持てる力を発揮して、セルフケアの調整・再獲得または安寧な死を迎えることができるように、医師の包括指示のもとで診断・治療の一部を含む質の高い看護を実践できる。 授業目的 到達目標 2.患者とその家族の倫理的葛藤を解決するために倫理的調整を行う。 3.専門看護師として、相談、調整、教育の役割を果たす。 4.急性増悪期、回復期、終末期にある患者とその家族に対して、専門看護師の役割を探究する。 実習方法 1.実習期間 : 4 週間以上、履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 2.実習場所 獨協医科大学病院内の履修生のサブスペシャリティーに適う病棟または履修生のサブスペシャリティー に適う慢性疾患看護専門看護師が勤務する学外の医療施設 3.対象 ・医療施設に入院している複雑で解決困難な問題を抱える急性増悪期または回復期または終末期にある 慢性病者とその家族 ・実習施設における看護職 授業計画 4.具体的な実習方法 1)履修生のサブスペシャリティー応じて、複雑で解決困難な問題を抱える急性増悪期または回復期ま たは終末期にある患者を1人担当し、治療を含む看護計画を立案し、看護問題の解決をはかる。 2)患者の心身のアセスメントを行い、その状況から、患者の医学的問題と病状の予測、現在の治療、 病状に応じた治療の変更についてアセスメントし、患者と家族の生活状況やセルフケア能力など から看護的課題を明らかにし、ケアに関して医師と協働する。 3)医師から治療内容について説明及び包括指示を受け、治療の一部を含む看護を実施する。 4)担当患者またはその他の患者について、倫理的調整、調整を実施する。 5)看護職に対し、自己の学びの中から看護職者のニーズに適うテーマで相談、教育を実施する。 授業外における学習・時間 随時実習状況に合わせて指示する。 1. 評価対象 1)慢性看護学実習Ⅲ(急性増悪期・回復期・終末期/病棟)目標の達成度(50%) 2)レポート ケースレポート1 (5%)、ケースレポート2 (5%)、最終レポート(20%) 3)プレゼンテーション 中間カンファレンス(10%)、まとめのカンファレンス(10%) レポート課題については授業時に提示す る。 評価方法 2.評価方法 教員と履修生は同じ評価表を用いて、実習目的・目標の達成度及びレポートについて、評価基準にもと づき、面接を行い、評価する。レポート課題については授業時に提示する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定である。 テキスト・参考書 適宜、紹介する。 履修上の注意 主体的学修を望む。 質問への対応 オフィスアワー:12 時~13 時 E-mail:suzukita@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習

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