- 193 - (オフィスアワー・Email) 慢性看護学実習Ⅳ(予防期/地域) 科目名・英名 Advanced Nursing Practice for Chronic Illness and Conditions Nursing Ⅳ 鈴木 珠水、須坂 洋子、佐藤 佳子、戸沢 智也、保健センター保健師 企業の保健室または履修生が実習調整した企業の保健室の保健師または看護師、 会員制総合スポーツクラブ運動指導責任者 教員名 単位数 2 単位 本科目では、地域住民の健康に対する意識とセルフケア行動を理解し、慢性病を予防し、健康の保持・増進をはかるための質の高い看護実践能力を養う。 行政及び民間(職場(企業)、総合スポーツクラブ)による健康増進、生活習慣病予防活動への参加、総合スポーツクラブを利用する成人期または老年期にある対象へインタビューを行い、慢性病の予防のための意識、セルフケア行動を理解し、看護の役割を検討する。総合スポーツクラブを利用する地域住民のヘルスニーズにもとづき、支持・教育的な看護実践として健康教育を行い、地域住民のセルフケア能力を高める。 科目概要 これらの実習を通して、地域に居住する住民を対象に、慢性病予防のための健康増進に関する実態を知り、看護の役割を探究する。 「最新の知見と技術を有し、根拠に基づいた高度な看護実践能力」をもって、慢性病者への支援を実践授業目的 するために、地域における予防的な支援方法を、実習を通して学修する。 1.地域住民の健康に対する意識とセルフケア行動を説明する。 2.地域住民の慢性病に対する意識とセルフケア行動を説明する。 3.慢性病を予防するために地域住民に対して行われる行政による健康増進、生活習慣病予防活動の実際を説明する。 4.慢性病を予防するために地域住民に対して行われる民間による健康増進、生活習慣病予防活動の実際を説明する。 到達目標 5.地域住民の健康増進、生活習慣病予防に対するニーズをアセスメントする。 6.地域住民の健康増進、生活習慣病予防に対するニーズのアセスメントにもとづき、健康増進、生活習慣病予防活動を必要とする人々で構成された小集団に対して健康教育を行い、地域住民のセルフケア能力を高める。 7.地域住民へのアプローチや専門看護師と協働する多職種に関わる実践において、倫理的配慮を行う。 8.上記1)-7)をふまえ、地域住民に対する慢性病を予防し、健康の保持・増進をはかるための専門看護師の役割を見出す。 実習方法 1.実習期間 : 2 週間以上、履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 2.実習場所 行政:保健福祉センター 企業(職場):日産自動車健康保険組合 栃木地区診療所栃木地区健康推進センター等 会員制総合スポーツクラブ:ビッグツリースポーツクラブラグザ等 3.対象 地域住民 4.具体的な実習方法 (1)1週目は、行政での健康増進、生活習慣病予防活動の取り組みとして、壬生町保健福祉センターでの 見学と会員制総合スポーツクラブを利用している住民から健康に対する意識やセルフケア行動につい て伺い、ヘルスニーズを把握し、健康教育を企画するための資料を得る。 授業計画 (2)2週目は、民間企業の職場での健康増進、生活習慣病予防活動の取り組みとして、産業保健師により 行われる活動を見学し、事業に参加した企業の従業員から、健康や慢性病に対する意識と日常行って いるセルフケア行動について話を伺う。 また、民間の会員制総合スポーツクラブにおいて、住民を対象に健康増進、生活習慣病予防に対する ニーズをアセスメントし、対象とするグループのセルフケア能力を高めるために、健康教育を企画、 実施、評価する。 (3)行政保健師、産業保健師と実習施設にてカンファレンスを行う。また、2 週目の金曜日に教員とカ ンファレンスを行い、地域住民に対する慢性病を予防し、健康の保持・増進をはかるため、慢性疾患 看護専門看護師の役割について発表し、討議する。 授業外における 学習・時間 随時実習状況に合わせて指示する。 1.評価対象 1)慢性看護学実習Ⅳ(予防期/地域・職場)目標達成度 (50%) 2)レポート(30%) レポート課題については授業時に提示する。 3)まとめのカンファレンスでのプレゼンテーション (20%) 評価方法 2.評価方法 教員と履修生は同じ評価表を用いて、実習目的・目標の達成度及びレポートについて、評価基準にもと づき、面接を行い、評価する。レポート課題については授業時に提示する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定である。 テキスト・参考書 適宜、紹介する。 履修上の注意 主体的学修を望む。 質問への対応 オフィスアワー:12 時~13 時 E-mail:suzukita@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 必修・選択 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習
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