- 194 -テキスト・参考書 適宜提示する。 (オフィスアワー・Email) がん看護学特論Ⅰ(腫瘍病態学) 科目名・英名 Clinical Oncology 教員名 小西 敏子、伴 慎一、藤澤 隆一、小橋 元、楫 靖、佐伯 吉規、外科専門医 単位数 2単位 腫瘍の定義と分類、腫瘍の診断、腫瘍の分化度や腫瘍の増殖および浸潤・転移など腫瘍の生物学的および臨床的特徴、発癌のメカニズムと癌遺伝子の役割および多段階的発癌のしくみ、腫瘍の疫学、発がんの危険因子、腫瘍の病気と予後および治療など、ヒト腫瘍学の病態全般について教授する。また、がん看護において最新の知見を踏まえて、専門技術を実践していくための基礎となる最新の治療、腫瘍精神学、家族性がんについて教授する。 科目概要 がん専門看護師として、高度な実践を行うための、アセスメント能力を高めるための腫瘍病態学について授業目的 学修することを目的とする。 1.ヒトの腫瘍に関する病理学的知識、分子生物学的知識、疫学的知識、臨床的知識などについて広く学修 到達目標 し、腫瘍に係わる専門的知識を習得する。 2.ヒト腫瘍に係わる専門的知識を広く習得し腫瘍の本体を理解することによって、がん患者の看護を適切 に遂行するために必要とされる専門的能力を育成する。 回 1 腫瘍の定義 腫瘍の分類 腫瘍の浸潤・転移 腫瘍の分化度・病期 2 3 腫瘍の診断法(1) 4 腫瘍の診断法(2) 5 腫瘍の増殖のしくみ 6 腫瘍と遺伝子 7 発癌機構と発癌因子 授業 計画 8 腫瘍と免疫 9 腫瘍の症状 10 腫瘍の疫学 がんの予防と検診 11 12 腫瘍の治療(1) 外科的治療 がんの外科的治療の意義、がんの根治手術(原発巣切除、 腫瘍の治療(2) 放射線治療 放射線治療の目的・適応・種類、放射線感受性、 13 14 精神腫瘍学 15 科目のまとめ 授業外における 放射線の治療については、看護学部の「放射線と看護」(1 単位)に出席する。 各授業の復習を行う。 学習・時間 評価方法 授業参加度(ディスカッション)50%、最終レポート50%で評価する。 履修上の注意 主体的取り組みを望む。 質問への対応 オフィスアワー:水曜日17時-18時(研究室16) E-mail: konishit@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 病理診断、遺伝子診断 画像診断 細胞周期、増殖因子、アポトーシス 癌原遺伝子、癌抑制遺伝子、変異誘発遺伝子 多段階的発癌、化学発癌、物理的発癌、ウイルス発癌 細胞性免疫、NK 細胞 全身症状、局所症状 死亡率・発癌率の推移、地域的特性 一次予防、二次予防、リスクファクター、 がん検診の現状と問題点 リンパ節切除、転移巣切除)、低侵襲手術、がんの姑息手術 放射線治療のスケジュール、放射線治療の実際と効果、 有害事象、緩和的放射線治療 ストレス反応、うつ病、死の受容 がん看護の視点からみた腫瘍病態学 選択 開講年次 授業内容 腫瘍の自律性、腫瘍の増殖、不死化 良性腫瘍と悪性腫瘍、組織学的分類 播種性転移、リンパ行性転移、血行性転移 腫瘍の悪性度、ステージ、予後 1年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 伴 慎一 藤澤 隆一 伴 慎一 藤澤 隆一 外科専門医 小橋 元 外科専門医 楫 靖 佐伯 吉規 小西 敏子 60分/コマ
元のページ ../index.html#196