- 201 -(オフィスアワー・Email) がん看護学特論Ⅴ(がん薬物療法看護方法論) 科目名・英名 Nursing Intervention for Cancer Pain Management 教員名 小西 敏子 単位数 2単位 がん薬物療法を受ける患者に対する投与管理の実際について教授する。また、がん薬物療法の有害事象の症状マネジメントについて、アセスメントする能力を養う視点を教授し、がん患者および家族の苦痛を緩和し、質の高い療養生活を送ることができるようなケアを探求する。次に、がん薬物療法におけるセクシャリティの問題と課題、外来において化学療法を継続するための患者教育やセルフケア支援について教授する。更に、成人に対する学習理論について教授し、がん薬物療法を受けている患者に対する教育支援およびがん患者のセルフケア支援のための教育方法について探求する。 科目概要 がん薬物療法を受ける患者に対する有害事象のマネジメントと、薬物療法の継続のためのセルフマネジメントについて、理論と実践を学修し、がん専門看護師としての根拠に基づいた高度な看護実践に活かすための能力を培うことを目的とする。 1.がん薬物療法を受けている患者の投与管理方法について説明する。 2.がん薬物療法の有害事象のアセスメント方法を理解し、質の高い療養生活を送るためのケアを探求する。 3.がん薬物療法におけるセクシャリティの問題と課題を理解し、患者に必要な支援を検討する。 4.患者教育のための成人に対する学習理論を理解し、セルフケア支援のための具体的な実践方法を検討する。授業目的 到達目標 回 抗がん薬の投与管理 1-2 がん薬物療法の有害事象の症状マネジメントとセルフケア支援 3-7 授業 計画 がん薬物療法とセクシャリティ 8-9 がん薬物療法を受けている患者に対する教育支援とその実際 10-12 外来化学療法における患者教育 13-14 15 科目のまとめ 授業外における プレゼンテーションの準備、指定文献のプレゼンの準備。 がん薬物療法に関するテーマで「教育の実際」の実施を行う。 学習・時間 評価方法 プレゼンテーション25%、レジュメ25%、参加態度10%、最終レポート40%で評価する。 1.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会(2014):がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン,金原出版. 2.Martha Polovich(2009):がん化学療法・バイオセラピー 看護実践ガイドライン,医学書院. 3.西條長宏(2005):癌化学療法update,中外医学社. 4.小島操子(2007):がん看護コアカリュキュラム,医学書院. 5.武田文和(2010):トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント,医学書院. 6.鈴木志津枝(2013):がん看護PEP リソース,医学書院. 7.アメリカがん協会(2007): がん患者の“幸せな性”-あなたとパートナーのために,春秋社. 8.ドロセア・E・オレム(2005):オレム看護論 看護実践における基本概念,医学書院. 9.杉森みど里(2014):看護教育学,医学書院 10.堀薫夫(2002):成人教育の現代的実践,鳳書房. 11.入江直子(2004):大人の学びを創る 専門職の省察的実践を目指して,鳳書房. 12.マルカム・ノールズ(2002):成人教育の現代的実践,鳳書房. テキスト・参考書 履修上の注意 「教育の実際」は自らの経験から対象者や場を設定し、成人の学習理論を応用して計画し、実施する。 質問への対応 オフィスアワー:水曜日17時-18時(研究室16) E-mail: konishit@dokkyomed.ac.jp 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 薬剤の管理・準備 皮下埋め込み型ポート、末梢静脈の管理 投与後の暴露対策 急性症状のモニタリング 血管外漏出、アレルギー反応/過敏症、 インフュージョンリアクション 下記の有害事象に関する症状出現のメカニズムおよびマネジメント方法について学修し、セルフケア支援方法を検討する。 ①悪心・嘔吐、味覚障害 ②骨髄抑制・脱毛 ③末梢神経障害・皮膚障害 ④倦怠感 セクシャリティとは がん患者の性機能障害の特徴と種類 がん患者のパートナーの心理反応 がん治療後に子どもを持つということ 成人に対する学習理論の理解とその実際 がん薬物療法を受けている患者に対する教育計画の立案 看護職者、保健医療職者に対するがん薬物療法に関する教育の実際 安全で高度な外来化学療法のあり方 がん薬物療法を受ける患者へのセルフケア支援の実際 1年次/後期 授業形態 授業内容 科目区分 専門科目 講義 担当者 小西 敏子 ゲストスピーカー 小西 敏子 ゲストスピーカー 小西 敏子 小西 敏子 60分/コマ 5時間程度/教育
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