- 206 - (オフィスアワー・Email) がん看護学実習Ⅰ(診断と治療) 科目名・英名 Advanced Practicum of Cancer NursingⅠ 小西 敏子、 岸田 さな江(実習指導者) 石川 和由(とちぎメディカルセンターとちのき 実習指導者) 教員名 単位数 2単位 がん診療の場において、状態の改善および維持のために治療を受けるがん患者を身体的、心理的、社会的、霊的側面からアセスメントし、医学的問題を明確にする。ケアとキュアを統合し、患者に必要な看護支援を提供する能力を養う。あらゆる治療、状況、場面において、患者の苦痛緩和のための身体的管理方法と治療を遂行するために必要な医師と協働する医療処置について、卓越した判断能力や直接ケア能力を養う。 科目概要 がん患者を身体的、心理的、社会的、霊的な側面からアセスメントし、医学的な問題を明確にすること授業目的 で、ケアとキュアを統合し、卓越した判断能力や直接ケア能力を養うことを目的とする。専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 1.緩和ケアを受けるがん患者の心と身体を整える支援を行う。 2.緩和ケアを受けるがん患者の、苦痛緩和に関わる身体管理と治療遂行のための支援を行う。 3.緩和ケアに用いられる薬物療法に関わる身体管理と、治療遂行のための支援を行う。 4.緩和ケアを遂行するために必要な医師と協働する医療処置について説明する。 実習方法 1)実習時期:1 年後期 (2~3 月) 2)実習期間:2 週間以上。履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 3)実習場所:栃木県立がんセンター 緩和ケア病棟/外来 4)具体的な実習方法 (1)2週間、指導医に同行し指導を受ける。指導医が外来を担当している間は、外来において医師が実践到達目標 授業計画 (2)各週1 回以上、指導医師、がん看護専門看護師、教員と共にカンファレンスを行う。 授業外における 実習目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのため の準備 学習・時間 1.評価対象 ・がん看護学実習Ⅰ(診断と治療)目標達成度(50%) ・記録、レポート(25%) ・カンファレンスでのプレゼンテーション(15%) ・実習準備、実習態度(10%) 2.評価方法 評価方法 履修生と面接を行い、実習目的・目標の達成度、記録・レポート、実習準備・実習態度について、評価基 準をもとに評価する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定である。 1.大西和子(2011):がん看護学,NOUVELLE HIROKAWA. 2.小島操子(2007):がん看護コアカリュキュラム,医学書院. 3.武田文和(2010):トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント,医学書院. 4.堀夏樹(2011): 緩和ケア ゴールデンハンドブック,南江堂. 5.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会(2014):がん疼痛の薬物療法に関す るガイドライン,金原出版. 6.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会(2013):終末期がん患者の輸液療法 テキスト・参考書 に関するガイドライン,金原出版. 7.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会(2011):がん患者の呼吸器症状の緩 和に関するガイドライン,金原出版. 8.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会(2010):苦痛緩和のための鎮静に関 するガイドライン,金原出版. 9.特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員(2011):がん患者の消化器症状の緩和 に関するガイドライン,金原出版. 緩和ケア医の指導の下、最新のがん治療を学びつつ、がん看護専門看護師に求められる役割・能力について見いだすことができるよう主体的に取り組むこと。 学修を深めるための討論を積極的にしてほしい。 オフィスアワー:水曜日17時-18時(研究室16) E-mail: konishit@dokkyomed.ac.jp 履修上の注意 質問への対応 必修・選択 している医療の見学と参加を行い、必要性と意味を理解する。指導医が病棟を担当している間は、病棟において実習を行う。医師に指導を受けながら、検査指示、検査データ・画像の判断、薬物コントロール、必要な医療処置について体験的に学習できるようにする。 選択 開講年次 1年次/後期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習期間中 2時間
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