- 209 -がん看護学実習Ⅳ(在宅緩和ケア) 科目名・英名 Advanced Practicum of Cancer NursingⅣ 教員名 小西 敏子、 岸田 さな江(実習指導者) 単位数 1単位 在宅において終末期を迎え、緩和ケアを受ける複雑で対応の困難ながん患者とその家族に対して、苦痛の緩和とQOLを高める看護支援について理解し、必要な支援を在宅ホスピス医および地域の看護スタッフと協働して実践する。終末期医療・在宅医療における地域連携を理解し、必要なシステムやがん看護専門看護師に求められている役割を見いだす。 科目概要 在宅において、終末期を迎える複雑で対応困難ながん患者と家族の様々な問題を解決する根拠に基づい授業目的 た高度な実践の能力を養うことを目的とする。 1.在宅において終末期にあるがん患者と家族に対して、在宅ホスピス医・地域の看護スタッフと協働し、 到達目標 看護を実践する。 2.終末期にあるがん患者と家族のおかれた状況を理解し、在宅療養における現状と課題、がん看護専門看護師としての自己の課題について考察する。 実習方法 1)実習時期:2 年前期 (9 月) 2)実習期間:1 週間以上。履修生の目標到達度により実習期間を延長する。 3)実習場所:訪問看護ステーションたんぽぽ 4)具体的な実習方法 (1)在宅ホスピス医・訪問看護師と協働して行う。在宅で終末期にある緩和ケアを行っている対応が困授業計画 (2)実習終了時にケースカンファレンスを持ち、在宅ホスピス医・訪問看護師・がん看護専門看護師・授業外における 実習目標に沿った実習目標の作成、日々の実習のまとめ、カンファレンスのための準備 学習・時間 1.評価対象 ・がん看護学実習Ⅳ(在宅緩和ケア)目標達成度(50%) ・記録、レポート(25%) ・カンファレンスでのプレゼンテーション(15%) ・実習準備、実習態度(10%) 2.評価方法 評価方法 履修生と面接を行い、実習目的・目標の達成度、記録・レポート、実習準備・実習態度について、評価基準をもとに評価する。 3.評価基準 S・A・B・C・F の5 段階評定である。 1.渡辺邦彦著(2010):栃木発、「待ったなし!」在宅緩和医療 日本初の「ホスピスカー」が誕生するまで,文芸社. 2.渡辺邦彦著(2009):自分らしく生ききるために 進行がんの患者さんを支える,文芸社. 3.デイヴィッド・スピーゲル(2003):がん患者と家族のためのサポートグループ,医学書院. 4.小林奈美(2011):病の苦悩を和らげる家族システム看護 イルネスビリーフモデル:患者と家族と医療職テキスト・参考書 のために,日本看護協会出版会. 主体的に実習に取り組み、がん看護(特にがん終末期における緩和ケア)の場の違いと社会情勢を踏まえたがん看護専門看護師に求められる課題を見いだすこと。 履修上の注意 質問への対応 オフィスアワー:水曜日17時-18時(研究室16) E-mail: konishit@dokkyomed.ac.jp (オフィスアワー・Email) 必修・選択 難な患者1 例以上受け持ち、看護を展開する。患者に対して、フィジカルアセスメント、検査指示、必要な医療処置を判断した上で、在宅医・訪問看護師からスーパーバイスを受けながら実習を行う。 教員からフィードバックを受ける。 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習期間中 2時間
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