- 210 -老年看護学特論Ⅰ(老年看護学の基盤) 科目名・英名 Advanced Lecture of Gerontological Nursing Ⅰ 教員名 金子 昌子、丸井 明美 単位数 2単位 老年者の健康と生活を理解するために有用な看護理論・概念を、文献等を活用し学修を深め、老年者が健やかに老いることについて多面的に理解する力を養う。また老年者に対する社会的理解と偏見を含め、老年者がおかれている状況と倫理的課題に対する解決方法を探究する。さらに国際的な視野をもって老年看護の課題と解決策について探究し、健康生活及び人生を完結する老年者に対する看護の専門的役割を考察する。 1.文献等を活用し、老年者の健康と生活を理解するために有用な看護理論・概念を学ぶ。 2.老年者に対する社会的理解と偏見を含め、老年者がおかれている状況と倫理的課題に対する解決方法を科目概要 探究する。 授業目的 3.国際的な視野をもって老年看護の課題と解決策について探究する。 4.専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 1.老年者に関する学際的な諸理論、発達理論を理解し、老年者の理解に適用できる。さらに老年期における役割の変化とその変化への適応についての社会理論や発達理論を理解し、老年者が健やかに老いることを自分のことばで説明することができる。 2.エイジズムについて、また社会の中で老年者がおかれている状況を理解し、倫理的課題への対応を説明到達目標 できる。 3.老年看護学を展開するために有用と考えられる看護理論について学修し、看護理論を用いて、老年者の事例に適応させて、健康と生活について説明することができる。 4.人生を完結する老年期をよりよく生きることを支える老年看護学、及び専門看護師の果たす役割を、国際動向をふまえて考察する。 回 【オリエンテーション】 1 【看護の対象である老年者の理解】 2-3 【看護の対象である老年者の理解と看授業 計画 護理論:個人史】 4-5 【老年者及び老年看護実践と倫理的課題】 6-7 【高齢化の国際動向と対策の比較】 8-9 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 本科目の老年看護学の歴史的変遷、有用な理論、倫理的課題、専門看護師の役割と機能を学修する目的・目標及び到達度評価について説明する。さらに、自己の学修計画を立案し、主体的に学修を進める必要性を説明する。 社会状況と平均寿命の延伸及び社会環境変化に伴う老年者の発達課題や人々のもつ老年者観、老年看護学の変遷を、文献等を活用し学修する。さらに老年者の置かれている様々な現況を理解するとともに、いかなる状況下においても、老年者は社会的に尊重され、意志をもつ自律した存在であることを理解し、自己の老年者観を探究する。 老年者が生きてきた過程を、個人の体験から理解する必要性や方法を学修する。また、看護理論を活用し、人生を完結するための老年期の生き方を支援する看護の役割を探究する。老人像とサクセスフルエイジング、病や障害と共に生きる老年者の体験記や文献等を活用し学修する。 社会や家族の中での老年者の理解と偏見について、文献検討を通して探究し、老年者に対する倫理的課題と医療・看護上での倫理的課題をとらえ、その対応策について探究する。エイジズム、意思決定や抑制・虐待・セルフネグレクトなどの問題を取り上げ考察する。 老年者看護に関する国際的動向や施設看護の歴史的変遷、高齢化対策の国際比較を通して、我が国における老年者看護の課題とその解決策を探究する。 1年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 金子 昌子 丸井 明美 金子 昌子 丸井 明美 丸井 明美 金子 昌子 金子 昌子 金子 昌子
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