- 212 -(オフィスアワー・Email) 老年看護学特論Ⅱ(アセスメント•健康生活評価) 科目名英名 Advanced Lecture of Gerontological Nursing Ⅱ 教員名 金子 昌子、丸井 明美、黒木 茂広 単位数 2単位 老年者の健康生活の科学的なアセスメントと実践の評価に必要な知識と知識の活用について学修する。加齢の影響を考慮した身体機能のアセスメント、また老年者に多い全身症状のアセスメントの実際を学び、心身機能の正常からの逸脱と脆弱化の悪循環を予測できるアセスメント能力を養う。また、認知的、心理的、社会的側面のアセスメントについて学び、老年者の健康生活を、生活機能を含めて包括的に評価できる能力を養う。 科目概要 老年者の健康問題及び看護の必要性を判断するためのアセスメントの視点および方法を獲得する。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 授業目的 1.老年者の健康生活評価に必要な老化による心身の機能変化と正常からの逸脱のアセスメント視点について説明できる。 到達目標 2.老年者の生活機能の包括的評価方法について理解できる。 3.介護家族を支援するためのアセスメント方法について説明できる。 4.老年者のQOL を高める高度実践に必要なアセスメント能力について説明できる。 回 老年者のQOL と、QOL・生活機能評価 1 老年者の健康の特徴 2 老化による身体機能の変化とフィジカルアセスメント 3-8 授業 計画 生活機能の包括的評価方法 9-10 認知機能と老年者の心理、老年者をとりまく社会環境のアセスメント 11 介護家族を支援するためのアセスメント 12-13 老年者の健康生活評価の実際と専門看護師に求められるアセスメント能力 14-15 授業外における 学習・時間 授業内容に関する文献を検討し、プレゼンテーションの準備をして授業に臨むこと。 評価方法 授業への参加状況、各回の課題への取り組み(50%)、プレゼンテーション(30%)、 課題レポート(20%) 参考書 プリシラ・エバーソールら(2007):ヘルシーエイジング.エンゼルピア・ジャパン.鳥羽研二(2010):高齢者の生活機能の総合的評価.新興医学出版社. 鳥羽研二監修(2003).高齢者総合的機能評価ガイドライン.厚生科学研究所. 他、適宜紹介する。 主体的な取り組みを期待する。学生相互に学び合う機会とする。 アカデミックディスカッションの意味を考えながら、取り組む。 テキスト・参考書 履修上の注意 質問への対応 オフィスアワー:原則として毎週水曜 12 時10 分~13 時 E-mail:s-kaneko@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 老年者の健康生活を、包括的に評価する視点について学習し、科学的にアセスメント・実践・評価ができるために活用可能なツールと高度実践に必要な能力について討議する。 生物学的老化の理論と加齢による心身の機能変化、老年期に生じやすい健康問題の概要を学修し、脆弱化の悪循環に陥りやすい老年者に対する看護アセスメントについて討議する。 ・老年者の身体機能の変化とアセスメントの実際を学習する。 ・老年者の疼痛アセスメントの実際を学修する。 ・老年者に多い全身症状のアセスメントの実際を学修する(倦怠感、体重減少、発熱、食欲不振、眩暈、頭痛など)。 ※外来診療場面での学修も含む。 活動、認知機能、意欲、情緒・気分、ソーシャルネットワークの評価尺度と評価方法について学ぶ。 加齢の影響に伴う精神・心理面の評価尺度と社会環境のアセスメント視点について学び、事例を用いて、アセスメントの実際について討議する。 家族を理解するための理論、アセスメントの方法について学び、事例を用いてアセスメントの実際について討議する。 事例を用いて高度実践における健康生活評価の実際を学び、専門看護師に必要なアセスメント能力について討議する。 1年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 金子 昌子 黒木 茂広 金子 昌子 黒木 茂広 金子 昌子 金子 昌子 金子 昌子 丸井 明美 金子 昌子 丸井 明美 金子 昌子 1 コマ/30 分
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