- 217 -老年看護学特論Ⅴ(保健医療福祉政策・サポートシステム) 科目名・英名 Advanced Lecture of Gerontological Nursing Ⅴ 教員名 金子 昌子、丸井 明美 単位数 2単位 老年者の保健・医療・福祉政策を含むサポートシステムの現状と課題について学修し、老年者のサポートシステムの構築を図るために、現状を分析、課題の発見、多職者間の連携を図り問題解決に取り組む、協調的課題解決能力を養う。また、老年者の個々の状況をとらえ、個人に適したサービスを選択し、継続して看護サービスを提供するシステム構築のプロセスを学修する。また老年者を取りまく保健・医療・福祉体制の現状を分析し、よりよい老年者の健康生活の実現にむけた課題を提言できる能力を養う。 保健医療福祉政策・サポートシステムを構築する方法を学ぶ。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を修得する。 1.老年者の保健・医療・福祉政策の現状を、海外の制度や政策と比較し、有効な政策やシステムを説明す科目概要 授業目的 る。 2.現在の老年者ケアシステムでの老年者の健康生活に関する課題と解決の方向性について考察し、専門看到達目標 護師の果たす役割について考察できる。 3.老年者を支える家族の体験を理解し、家族を支えるフォーマル、インフォーマルな資源の活用について学修する。 4.多様な生活形態を送る老年者へのサポートシステムの強化のための方策を考察できる。 回 オリエンテーション 1 老年者の保健医療福祉の国際比較 2-4 【老年者に関連する社会保障制度】 5-6 【在宅認知症高齢者と社会保障制度】 7-9 授業 計画 【在宅・施設療養老年者と社会保障制度】 10-12 【在宅・施設療養老年者と社会保障制度】 13-14 【在宅・施設療養老年者と社会保障制度】 15 授業外における 授業内容に関する文献を検討し、プレゼンテーションの準備をして授業に臨むこと。 学習・時間 評価方法 授業への参加状況(事前学習、学習課題の準備(50%)プレゼンテーションやコミュニケーション能力(20%))と課題レポート(30%)から評価する。 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 老年者を取り巻く環境及び保健医療政策を学ぶ目的・目標とその評価方法について説明する。 老年者の保健医療福祉に国際比較を通して、我が国における保健医療福祉政策の現状と課題を探究する。さらにアメリカにおけるNurse Practitioner の役割・活動について学修する。 老人保健法、老人福祉法、介護保険、障害者福祉、診療報酬などの老年者の保健医療福祉に関連する社会保障制度を理解する。 デイサービスを受けながら、在宅で生活する認知症高齢者と介護者の生活を支援する保健医療福祉制度の実際を学修し、制度上の課題とその対応策について、文献的考察を加えて探究する。 通所リハビリテーションセンターを活用し、在宅療養を維持する老年者の事例から、保健医療福祉制度の活用の実際を学修し、制度上の課題とその対応策について、文献的考察を加えて探究する。 在宅で介護を受ける老年者の事例から、社会資源及びサポートの実際と家族機能の維持を支援する看護者の役割や課題を、文献考察を通して探究する。 多様な場で生活する老年者の生活の実際と活用されている社会 保障制度及び課題についてプレゼンテーションし、ディスカッションを通して理解深める。さらに専門看護師としての役割について探究し、老年者の健康生活の実現に向けた課題と自己の課題を明確にする。 1年次/後期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 金子 昌子 金子 昌子 丸井 明美 1 コマ/30 分
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