- 219 - 老年看護学演習Ⅰ(老年急性期看護) 科目名・英名 Seminar on Gerontological Nursing Ⅰ(Critical care for elderly people ) 教員名 金子 昌子、丸井 明美 単位数 2単位 急性期医療を受ける複雑な健康障害をもつ老年者及び家族について理解を深め、複雑な看護問題を分析する視点と看護介入について探究する。さらに具体的な事例を通して、倫理上の課題や急性期医療に伴う看護上の課題を解決するための方法を学ぶ。さらに高度看護専門職者としての役割について探究する。特に治療環境下における輸液や鎮静剤の適性投与を、老年者のQOLの視点からとらえ、治療過程におけるキュアとケアの統合を図る、老年看護実践について探究する。 科目概要 急性期にある高齢者と家族が抱える複雑な問題に焦点をあて、介入の実査を通して、看護介入方法について学修する。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を養う。 授業目的 1.生命の危機的状態にある老年者のフィジカルアセスメントと輸液や鎮静剤の適性投与、鎮静に伴う倫理的課題等、急性期医療上の課題を明らかにする。 2.生命の維持・回復をはかるとともに、安全で安心な環境と安楽で老年者の強みを引き出す、キュアとケアを統合した老年急性期看護を探究する。 3.熱傷・外傷・手術を受ける老年者のイムノコンプロマイズドホストの感染症と看護ケアについて説明する。 4.身体拘束や睡眠薬の処方、意志決定などの倫理的課題に焦点をあて、キュアとケアを統合した認知症到達目標 高齢者の急性期看護について探究する。 5.入院初期から退院・在宅移行への計画を立案し、社会資源・サポート体制の構築と専門看護師の役割を説明する。 6.急性期医療環境下で老年者の安全で安心な療養環境を提供するための、医療専門職者の連携や倫理、適切な人員配置などの看護管理及び課題と対応策を理解し、老年看護専門看護師の実践上の課題と自己の課題を明確化する。 回 【オリエンテーション】 1-2 【急性期治療を受ける老年者のおかれている状況】 授業 計画 【老年者の生体防御と看護】 3-4 【急性期医療を受ける老年者と家族への看護】 5-7 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 急性期治療を受ける老年者の、治療環境下で生じる看護問題へ対応し、スムーズに退院・在宅移行を支援することが、老年者のその後の生活の質に影響を及ぼすことを説明し、老年急性期看護について探究する。本科目の目的・目標及び評価方法について説明する。特に、高度医療環境下において安全かつ安楽、安心な、老年者の強みを引き出す看護介入及び生活環境調整に焦点をあてる。 生命の危機的状態にある老年者のフィジカルアセスメントと輸液や鎮静剤の適性投与、鎮静に伴う倫理的課題等、急性期医療上の課題を文献から明らかにする。生命の維持・回復をはかるとともに、安全で安心な環境と安楽で老年者の強みを引き出す、キュアとケアを統合した老年急性期看護を探究する。 熱傷・外傷・手術を受ける老年者のイムノコンプロマイズドホストの感染症と看護ケアについて理解する。 危機的状態にある老年者とその家族の救急・集中治療環境下での意思決定及び危機への対処、廃退や二次障害を防ぐ、安全、安楽、安心で老年者の強みを引き出す、キュアとケアを統合した老年者急性期看護を、事例への看護理論の活用及び文献的考察を通して探究する。さらに入院初期から退院・在宅移行への計画を立案し、社会資源・サポート体制の構築と専門看護師の役割を探究する。 1年次/後期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 演習 担当者 金子 昌子 丸井 明美 金子 昌子 ゲストスピーカー 金子 昌子
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