令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 229 -在宅看護学特論Ⅰ(保健医療福祉制度とケアマネジメント) 科目名・英名 Advanced Lecture of Home Care Nursing Ⅰ 教員名 花里 陽子 単位数 2単位 わが国の在宅看護の歴史を学び、諸外国の在宅看護との比較の中でその特性を理解する。同時に制度の活用や関係機関・職種のネットワークの構築、退院支援・調整による在宅移行の可能性を検討するケアマネジメントの過程について修得する。 科目概要 総合的に看護ケアをマネジメントし、保健医療福祉チームでの連携、協力を調整する管理能力を育成す授業目的 るため、制度とケアマネジメントを理解する。 1.わが国の在宅看護の歴史を学び、諸外国の在宅看護との比較の中でその特性を説明する。 2.わが国の保健医療福祉制度とその活用実態を説明する。 3.在宅看護に関わる関係機関・職種のネットワークの構築、退院支援・調整による在宅移行の可能性を探到達目標 る。 4.ケアマネジメントの過程について修得する。 回 わが国の在宅看護の変遷 1 わが国の保健医療福祉制度 ① 2 わが国の保健医療福祉制度 ② 授業 計画 3 わが国の保健医療福祉制度 ③ 4 わが国の保健医療福祉制度 ⑤ 5 諸外国の保健医療制度とわが国の制度 の対比 6 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 ・初期の訪問看護活動 ・公衆衛生看護の芽生え ・第2 次世界大戦後の公衆衛生看護 ・新たな訪問看護の動き ・訪問看護制度の創設と発展 在宅療養に関する保険制度の理解 ・医療法、介護保険法、健康保険法、障害者総合支援法、難病法 ・保健医療福祉制度に関わる都道府県と市町村の役割 ・近年の制度変更のポイントと実際 ・学生の考える現行制度の問題と課題をテーマに教員を交えて討論を行う ・在宅医療支援診療所制度と診療報酬 ・日本在宅医学会と認定専門医制度の動向 ・病院から在宅療養への移行を進めるための医療者の教育研修の実際 ・在宅看護・在宅介護との連携、チーム医療の推進のための活動 ・高度な医療機器を使用する在宅医療の現況 ・在宅終末期医療と在宅看取りのための在宅医療実践 ・在宅療養における安全対策(災害、感染対策) ・医療行為にかかわる法律 介護保険制度の現況と課題について ・介護支援専門員の資格と活動 ・ケアマネジメントのプロセスと看護職の役割 ・居宅サービスとしての訪問看護の位置付け ・施設サービスの中で行われる看護援助の実際 在宅療養における倫理的課題と法 ・成年後見人制度 ・個人情報保護法 ・高齢者虐待防止法 ・履修者が関心のある諸外国とわが国の在宅療養に関する制度との比較から、課題を検討し、討論する。 1年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 花里 陽子 ゲストスピーカー 花里 陽子 花里 陽子

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