令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 233 -在宅看護学特論Ⅲ(在宅看護援助方法) 科目名・英名 Advanced Lecture of Home Care Nursing Ⅲ 教員名 花里 陽子 単位数 2単位 在宅療養者の看護計画の立案と実践・評価を含めた在宅看護過程を展開する。複雑で多様な課題を持つ療養者やケア提供者について、在宅療養者の健康と生活に活用できる理論やモデルを応用して、家族、セルフケア、生活環境をアセスメントし、倫理的・臨床的判断を総合して、問題解決方法を提案する。 科目概要 高い倫理観に基づいた在宅看護行動を修得するため、関連科目と当該科目の関連性について理解し、調授業目的 整力を養う。 在宅療養者の看護計画の立案と実践・評価を含めた在宅看護過程を展開する。 在宅療養者の健康と生活に活用できる理論やモデルを応用して、家族、セルフケア、生活環境をアセス到達目標 メントできる。 複雑で多様な課題を持つ療養者やケア提供者について倫理的・臨床的判断を総合して、問題解決方法を提案できる。 回 在宅看護過程の基本特性 ① 1 在宅看護過程の基本特性 ② 授業 計画 2 在宅看護過程の基盤となる基本的知識の確認 3 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 生活者として対象をとらえ、療養者と家族を併せて 1 単位の対象とする。療養者と家族の生活、価値観、希望を優先し、療養者と家族の力を生かした支援方法を駆使する。 ・幅広い視点での<情報収集> (家族・セルフケア・生活環境) ・家族アセスメント、セルフケアアセスメント、生活環境アセスメントを活用した<課題の明確化> ・家族の総合的な健康維持を目標とする視点と多職種協働と連携を踏まえた<在宅看護計画立案> ・その時その場で必要なケアを実践する<在宅看護実践> ・法的な根拠と看護の継続性を保ち、看護実践を評価する<記録と評価> ・セルフケア能力を引き出すための教育的支援 ・在宅療養の場の構造化(ICF) ・対象の障害を構造からみる見方 impairments, activity limitations, participation restrictions ・療養者とケア提供者のストレス認知と評価 ・8 つのセルフケアの要件とADL 評価 ・生活状況の構造化 (生活関係・生活時間・生活空間・生活習慣) ・介護状況の把握等 ・在宅看護に関わる関係法 (医療法、介護保険法、健康保険法他) ・在宅看護に関わる関係職種 (医師、歯科医師、薬剤師、PT、OT 社会福祉士、介護福祉士、栄養士、医療機器専門業者、MSW 他) ・在宅看護に関わる関係機関 (市町村の保健医療福祉の総合窓口) ・在宅看護に関わる経済的側面 (診療報酬) 1年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 花里 陽子

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