- 235 - 在宅看護学特論Ⅳ(医療的ケア・終末期ケア) Advanced Lecture of Home Care Nursing Ⅳ 科目名・英名 教員名 花里 陽子 単位数 2単位 医療処置の必要な対象には医療機関の包括的支援を基盤として、検査、処置、対症療法、薬物調整などについて、アセスメントを実施し、看護を実践できる在宅人工呼吸器療法などに関わる医療機器の操作と管理方法、在宅緩和ケアのためのペインコントロールと在宅で終末期を迎える対象の看護等について学ぶ。 最新の知見と技術を修得するため、高度な医療的ケア、終末期ケアを理解する。 1.医療処置の必要な対象には医療機関の包括的支援を基盤として、検査、処置、対症療法、薬物調整などに科目概要 授業目的 ついて、アセスメントを実施し、看護を実践できる。 到達目標 2.在宅人工呼吸器療法などに関わる医療機器の操作と管理方法に習熟し、療養者・家族の指導ができる。 3.在宅緩和ケアのためのペインコントロールと在宅で終末期を迎える対象と介護家族への具体的な支援方法を学ぶ。 回 1-2 在宅における医療的ケアを必要とする対象者の特徴 在宅における医療処置の現状 3 在宅における褥創ケア① 4 在宅における褥創ケア② 5 在宅人工呼吸器の管理① 6 在宅人工呼吸器の管理② 授業 計画 7 人工呼吸器装着に伴う倫理的課題 終末期のケア 在宅緩和ケアについて 終末期のケア ペインコントロールについて 8-9 10 11 終末期の看護事例検討 12-14 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 医療的ケアを必要とする対象の特徴を理解する。 療養者と家族の医療処置の受容を支援する、生活の中に医療処置をとりいれる工夫、厳守すべき事項の確認と指導の具体策 次の医療処置に関わる療養者と家族指導の実際 褥創ケア、在宅経管栄養法、間欠的導尿及び尿道留置カテーテル管理、在宅人工呼吸療法、在宅中心静脈栄養法、在宅酸素、検査(末梢血酸素飽和度、血糖値、培養のための検体採取)疾病管理、薬物調整、看取りの看護 在宅療養者の褥瘡アセスメントと褥瘡悪化予防の多職種連携 褥創ケアの ・栄養補給の工夫 ・褥創部の洗浄と保清 ・被覆材の工夫 ・摩擦軽減のための工夫 在宅人工呼吸管理を必要とする対象者の特徴と病態を捉え、アセスメントの視点を学修する。 在宅人工呼吸器の安全な管理と課題について検討する。 ・人工呼吸器装着による日常生活上の困難 ・日常の管理方法 ・関係機関との連携 ・災害時の対応 人工呼吸器装着に伴う倫理的課題について文献検討し、発表・討論する。 在宅における緩和ケアの基本的考え方を学修する。 ・がん性疼痛コントロールの基本的な考え方 ・疼痛のアセスメントと除痛の評価の方法 ・鎮痛剤投与の方法(内服、経皮吸収、座剤、注射) ・基本処方とレスキュードーズの考え方 ・オピオイドの副作用と観察ポイントと対応について ・訪問看護におけるペインコントロールの実際 履修者が経験した事例に基づき事例検討する。 ・終末期を迎える場に関する意思決定への支援 ・在宅における療養環境調整 ・マンパワーの確保と協力体制の確立 ・QOL の追求 ・緩和ケアの実際 ・グリーフケア 1年次/後期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 花里 陽子 ゲストスピーカー 花里 陽子 ゲストスピーカー 花里 陽子 ゲストスピーカー 花里 陽子
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