- 243 - (オフィスアワー・Email) 在宅看護学実習Ⅱ(専門看護師の機能と役割 ①) 科目名・英名 Home Care Nursing Practicum Ⅱ 教員名 花里 陽子 単位数 3単位 医療的ケアを要する事例を1 例以上受け持ち、退院準備期から在宅療養導入期、安定期の各期を通して看護過程を展開し、看護実践を行う。 科目概要 本実習では、CNS が備えるべき6 つの能力のうち、「卓越した実践能力」と「連携調整」、「倫理的問題の調整」を中心に、「教育」や「相談」の機能、「研究」的視座を持って看護実践を評価するための方法について学習する。 授業目的 高い倫理観に基づいた看護行動、課題に対する調整能力を修得するため、高度なCNS の役割を理解する。 専門分野における最新の知見と技術を備え、根拠に基づいた高度な看護実践能力を修得する。 本実習では、原則として、実習指導者を専門看護師のモデルとして、学生は実習指導者とともに行動し看護活動を展開する。 1. 医療的ケアに関する看護を必要とする在宅療養者とその家族の現状を見極め、関連する専門知識や理論に基づいてアセスメントでき、必要な看護ケアを実践できる。 到達目標 2. 受持ち事例を含む複数の看護実践を通して、在宅療養支援に関わる関係職との効果的な連携を考え、実践できる。 3. 訪問看護の実践上の課題を明確にし、在宅療養者とその家族への看護ケアの質を高める専門看護師の役割について考える。 実習施設 訪問看護ステーション 1. 事前に実習計画を立案し、実習施設の指導者に相談して調整し、実習計画を完成させて、実習に臨む。 2. 医療的ケアを必要とする事例を中心に、サービス提供者間の連携調整が必要な事例、倫理的な問題の調整が必要な事例などの複数の在宅療養者への訪問看護に参加する。 3. 医療的ケアを必要とする事例を1 例以上受け持ち、看護過程を展開し援助の実際を包括的・体験的に学ぶ。 4. 実習指導者による「実践」「教育」「相談」「連携調整」「倫理的問題の調整」「研究」活動へ参加する。 5. 第1 週目は、基本的には、指導者をモデルとして、指導者と共に行動し、第2週目以降は、計画を立て指導者の許可を得て、実習方法 学生が主体的に行動する。 6. 実習中は、毎日、指導者・教員とディスカッションの時間をもち、体験を整理し、CNS に求められる看護活動の意味を明確にして学習をまとめる。 ※ 実習計画の立案、調整については、実習要項を参照する。 授業外における学習・時間 在宅における医療ケアの課題について、先行研究よりレポートを作成する。 評価方法 実習計画の作成(10%)、実習目標の到達度(70%)、レポート(10%)、カンファレンスでの発表(10%) 1. 全国訪問看護事業協会編:訪問看護実務相談Q&A〈平成24 年度改定版〉,中央法規出版,2012. 2. 日本訪問看護財団著:訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル,日本看護協会出版会,2012. 3. 一般社団法人全国訪問看護事業協会(監):看護の事業所開設ガイドQ&A,日本看護協会出版会,2012. テキスト・参考書 実習指導者と共に行動し、実習への取り組みは主体的に進める。 履修上の注意 学修を深めるための討論を積極的に活用にしてほしい。 質問への対応 オフィスアワー:12 時~13 時(水曜日) Email:y-hana@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 必修・選択 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習期間/2時間
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