授業外における - 244 - 在宅看護学実習Ⅲ(専門看護師の機能と役割 ②) 科目名・英名 Home Care Nursing Practicum Ⅲ 教員名 花里 陽子 単位数 3単位 ここでは、前期に修了した在宅看護学実習Ⅰ・2で学んだ内容を活かし、終末期ケアに関する看護(緩和ケアを含む) を必要とする在宅療養者とその家族を受持ち、在宅看護過程の質をさらに深めて実践する。 また、CNS の共通目的の「実践」「教育」「相談」「連携調整」「倫理的問題の調整」「研究」の内容を実地の事業、他機関・他職種との連携等、具体的な実習内容に落とし込んで看護の質を高めていく。 科目概要 高い倫理観を持ち、看護現象を科学的に分析・評価をするため、受け持ち終末期療養者の看護を通して、教育的役割や研究授業目的 能力を高める。 1. 本実習にあたり、在宅看護学実習Ⅰ・Ⅱでの学びを整理して、実習Ⅲとの関連を明確にして実習に臨む。 2. 終末期ケアに関する看護(緩和ケアを含む)を必要とする在宅療養者とその家族の看護を、退院準備期から、導入期、終末期、グリーフケアまでの過程を通して、在宅療養の現状を見極め、関連する専門知識や到達目標 理論に基づき必要な看護ケアをアセスメントできる。 3. 終末期在宅療養支援のネットワークの活動や在宅ホスピスの訪問診療に参加し、多職種連携の実際を体験的に学び、今後の方向性と課題を考える。 4. 専門看護師の共通目的の「実践」「教育」「相談」「連携調整」「倫理的問題の調整」「研究」を学ぶ機会を意図的に盛り込んだ実習計画を作成できる。 実習施設 訪問看護ステーション 1. 事前に実習計画を立案し、実習施設の指導者に相談して調整し、実習計画を完成させて、実習に臨む。 2. 終末期ケアを必要とする在宅療養者とその家族を1事例以上受け持ち、主体的に訪問看護を展開する。 3. 専門看護師の卓越した6つの能力の展開 訪問看護の実践場面や、訪問看護ステーションのスタッフへの相談及び教育、他職種・他施設との連携、倫理的問題の調整、研究活動に関することなどを実習指導者に相談し、実習日程に組み込む。これらは指導者と協議の上で行実習内容 う。6つの能力の詳細については別紙(実習直前オリエンテーション)参照 4. 在宅終末期医療を担当する地域の診療所や在宅ホスピスにおいて、訪問診療に同行し、在宅療養支援チームの活動とその連携を看護の視点から体験的に学修する。 5. 在宅終末期医療を考える検討会に参加し、訪問看護と訪問診療、訪問介護等のネットワークの実際について学ぶ。 6. 学生は実習中、指導者とディスカッションする機会を持ち、当日学んだ6つの項目の具体的内容を提示し、指導者の助言を得る。 ※実習計画の立案、調整については、実習要項を参照する。 実習期間中記録のまとめ 学習・時間 評価方法 実習計画の作成(10%)、実習目標の到達度(70%)、レポート(10%)、カンファレンスでの発表(10%) 1. 日本訪問看護財団:訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル,日本看護協会出版会,2012. 2. 一般社団法人全国訪問看護事業協会(監):看護の事業所開設ガイドQ&A、日本看護協会出版会,2012. テキスト・参考書 履修上の注意 主体的に実習をすすめ、体験を深めることを期待する。 質問への対応 オフィスアワー:12 時~13 時(水曜日) (オフィスアワー・Email) Email:y-hana@dokkyomed.ac.jp にて対応いたします。 必修・選択 選択 開講年次 2年次/前期 科目区分 専門科目 授業形態 実習 実習期間中/2時間
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