- 246 -精神看護学特論Ⅰ(歴史・法制度) 科目名・英名 Psychiatric and Mental health Nursing Ⅰ 教員名 関根 正 単位数 2単位 国内外の精神保健福祉における精神障害者への処遇、わが国の精神保健福祉の法制度および施策の歴史的変遷について学修し、人権擁護や倫理的課題、地域精神保健福祉についての理解を深める。また、現行の法制度の理念や精神医療福科目概要 祉施策、および精神福祉施設での活動内容について学修し、保健と福祉の連携や地域生活支援の実際に関するディスカッションを通して、今後の課題とあり方について検討する。また、精神保健福祉における専門看護師の役割と機能について自分自身の考えを明確にする。 授業目的 国内外の精神保健福祉にまつわる動向について理解を深め、課題と今後のあり方を見出すことができる。 倫理課題について多角的に分析し、対応できる能力を養う。 1. 国内外の精神障害者に関する法制度や施策の歴史的変遷、倫理的問題や人権擁護について説明できる。 2. わが国の精神保健福祉の理念について説明できる。 3. 精神科看護における倫理的問題および精神障害者の人権擁護について理解できる。 到達目標 4. 精神障害者に対する地域生活支援について検討できる。 5. 地域生活における精神障害者の医療福祉の現状と課題を明確にできる。 6. 国内外の精神保健福祉における法制度や施策、倫理的問題や人権擁護に関する事項を調べ、発表できる。 7. 発表内容に関するディスカッションを通して、専門看護師の役割と機能について自分自身の考えを明確にできる。 回 精神保健福祉に関する法制度の歴史的変遷 1 (1) 精神保健福祉に関する法制度の歴史的変遷 2 (2) 精神保健福祉法の理念と運用(1) 3 精神保健福祉法の理念と運用(2) 4 精神保健福祉法の理念と運用(3) 5 精神保健福祉法の理念と運用(4) 6 精神保健福祉法の理念と運用(5) 7 授業計画 8 精神保健福祉に関する法制度(1) 9 精神保健福祉に関する法制度(2) 10 精神保健福祉に関する法制度(3) 11 地域精神保健福祉(1) 地域精神保健福祉(2) 12 地域精神保健福祉(3) 13 精神保健医療福祉の法制度のまとめ(1) これまでの学修を基に、権利擁護、インフォームド・コンセントについてまとめ、プレゼンテーションする。 14 精神保健医療福祉の法制度のまとめ(2) これまでの学修を基に、専門看護師の役割と機能につ15 授業外における 14-15 回目の講義に向けて、自らの課題について討議するレポートを作成すること。 学習・時間 授業外学習は、配付資料を基に講義内容を整理すること。 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 精神障害者の人権擁護と処遇について理解し、倫理的 課題について学修する。 わが国の精神保健福祉の課題について理解し、地域生 活支援のあり方について学修する。 精神保健福祉法の概要について理解し、法の理念につ いて学修する。 患者の権利擁護に関する規定について理解し、精神医 療審査会の意義について学修する。 医療と保護に関する規定について理解し、入院形態な どについて学修する。 行動制限に関する規定について理解し、隔離と拘束に ついて学修する。 患者の福祉に関する規定について理解し、地域生活支 援などについて学修する。 障害者総合支援法について学修する。 障害者基本法、障害者雇用促進法について学修する。 医療観察法や児童虐待、高齢者虐待について学修する。 自殺対策について理解し、継続治療について学修する。 地域精神保健福祉施設における精神障害者の地域生活について学修する。 精神障害者の就労支援を理解し、individual placement and support(IPS)を学修する。 いてまとめ、プレゼンテーションする。 1年次/前期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 関根 正 1~2時間程度
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