令和4年度 獨協医科大学大学院 看護学研究科シラバス
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- 250 -精神看護学特論Ⅲ(診断と治療) 科目名・英名 Psychiatric and Mental health Nursing Ⅲ 教員名 関根 正、内田 幸介 単位数 2単位 精神科領域で行われる診断基準や臨床検査等に基づいた診断および治療のプロセスについての理解を深め、臨床的推論能力を養う。また、薬物療法に関する理論や作用機序、心理社会的療法に関する基本的技法について理解を深め、対象に応じた適切な治療を選択するプロセスと治療に関する知識と技法を修得する。さらに、事例の分析を通して、精神看護の専門看護師としてエビデンスに基づいて適切な治療技法を選択する能力を養う。 科目概要 精神科領域における診断と治療について理解を深め、診断に基づいた適切な治療技法を見出すことができ授業目的 る。 倫理課題について多角的に分析し、対応できる能力を養う。 1.精神科領域における診断に必要な事柄を理解し、患者の病態について把握できる能力を養う。 2.診断を行うための面接技法について説明できる。 3.薬物療法や心理社会的療法等の治療法について理解し、病態に応じた治療法を選択するプロセスを説明できる。 4.向精神薬の種類と生体内での作用機序について説明できる。 到達目標 5.向精神薬の臨床効果と有害作用について説明できる。 6.心理社会的療法の概要と理論について説明できる。 7.心理社会的療法の適応と基本的技法について説明できる。 8.専門看護師として、精神疾患のより適切な治療法について検討することができる。 回 治療技法-薬物療法(1) 1 治療技法-薬物療法(2) 2 治療技法-薬物療法(3) 3 治療技法-薬物療法(4) 4 診断と治療のプロセス(1) 5 診断と治療のプロセス(2) 6 診断と治療のプロセス(3) 7 授業診断と治療のプロセス(4) 8 計画 診断と治療のプロセス(5) 9 10 治療技法-心理社会的療法(1) 治療技法-心理社会的療法(2) 11 治療技法-心理社会的療法(3) 12 13 治療技法-心理社会的療法(4) 診断と治療のまとめ(1) 14 診断と治療のまとめ(2) 15 必修・選択 単元主題 選択 開講年次 向精神薬の薬物動態について理解し、臨床効果と有害 作用について学修する。 向精神薬の薬物動態について理解し、臨床効果と有害 作用について学修する。 抗精神病薬の理論と作用機序について学修する。 向精神薬(抗うつ薬、気分安定薬、抗不安薬)の理論 と作用機序について学修する。 統合失調症について理解し、診断と治療のプロセスに ついて学修する。 気分障害について理解し、診断と治療のプロセスにつ いて学修する。 発達障害について理解し、診断と治療のプロセスにつ いて学修する。 摂食障害、パーソナリティ障害について理解し、診断 と治療のプロセスについて学修する。 認知症について理解し、診断と治療のプロセスについ て学修する。 心理社会的療法の概要と理論について学修する。 支持的および集団精神療法の概要と技法について学修 する。 作業療法の概要と技法について学修する。 包括型地域生活支援プログラム(ACT)の概要と技法 について学修する。 事例(うつ病患者)の事例を基に、必要な診断と治療 についてまとめ、プレゼンテーションする。 事例(摂食障害患者)の事例を基に、必要な診断と治 療についてまとめ。プレゼンテーションする。 1年次/後期 授業内容 科目区分 専門科目 授業形態 講義 担当者 内田 幸介 関 根 正

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